E3!!!の歩み
先生:この前、別のPerfume系DJイベントでポンチャックばかりかける酔っ払いDJが居ましたけど(笑)。それも好きですけど。
でも、単純に動員数を増やすのなら、Perfumeなんちゃらの方が手っ取り早いですよね。
班長:
以前E3!!!に遊びに来て頂いた方に「E3!!!って名前いいですよね! Perfumeに媚びてなくて!」 と言われた事があります。
僕としてはそういうつもりではなかったのですが、周りから見るとそういうイメージなのかなと。だから動員もなかなか伸びなかったのかなとは思っていますが(苦笑)。
余談ですが、僕がかっこいいと思うイベントは短い名前が多いので(REBOOT、CHaOS、WIRE、FLASH!!!等)、「E3!!!」という略称が浸透してよかったなあと思います。
先生:
でも、検索してもなかなか出てこないのがたまにキズですね。最初のE3!!!イベントはいつ? 動員数はどうでしたか?
班長:
身内だけ集めて開催したクローズドなE3!!! vol.0というのが一番最初です。昨年の8月30日に渋谷で開催しました。「とりあえずお試しで」ということで開催したのですが、このイベントがあまりにも面白すぎてレギュラー化することになりました。この日はWIREがあったり池袋で9nineのイベントがあったりと楽しい一日でした。
動員数はスタッフを合わせて27名です。スタッフのお子さんもいらしたりとほのぼのしたイベントでした(笑)。
地方でやる意味
先生:現在までにいくつのイベントをやったのですか?
班長:
E3!!!TOKYO Vol. 3 |
先生:
半年程度で凄いペースですね!
Perfume系DJイベントの多くは地域密着型。その多くは東京。E3!!!のユニークなところは、東京以外を回っていることです。皆さん、お仕事もしている訳で、全国を回るのって大変ですよね。それでも、あえて回るのはどうしてですか?
班長:
これに関してはE3!!!を始める前から僕の中では決まっていました。
Perfumeがオリコン1位アーティストになった今でも、Perfumeファンはある意味マイノリティなんですよ。職場や学校でPerfumeの話をしても「ただのアイドルでしょ?」「あー、あの一発屋みたいな人たちね」と言われることが非常に多いそうです。もちろん僕も言われたことがあります(苦笑)。
そういう境遇にあるPerfumeファン同士が知り合う場所がライヴ会場以外では本当に少ないので、ファン同士が知り合うサロンのようなものが絶対に必要だと思っていました。東京のファンだけが優遇されて、地方のファンはそれを見ているだけというのが僕は好きではないので、それを解消するためにも僕らが遠征して、E3!!!に集まって下さった皆さんにどんどん交流してもらおうと。
また、それに加えて僕が旅行好きというのも少なからず影響があるかもしれません(笑)。
赤ジャージ:
班長が「地方に行くと、東京はイベント多くていいですね。って言われるけど、それを僕はなくしたい。」って熱弁してるのは、数回目撃してます。 同じことを何回も言ってるので単に酔っ払ってるだけかもしれませんけど(笑)。確か、中田ヤスタカのイベントが終わった後に一緒に行った北加賀屋駅前の居酒屋さんでも、こんなことを言っていて、僕はそれに当てられてE3!!!でDJしようって決めました。
班長:
赤ジャージさんと初めて会ったのが「GAME TOUR」の大阪だったんですけど、ライヴ終了後に何人かのファンで飲みに行って、そこでPerfumeについて3時間くらい話したのかな? あのときに「大阪にも熱いファンがいるんだ」と肌で実感しました。
タグチナオキ:
僕は東京以外は行った事無いんですが、みんな頭おかしいですよ。Perfume来ないのに全国飛び回って(笑)。今度はPerfumeより先に沖縄に行っちゃうし。
班長:
沖縄に関しては完全に赤ジャージさんの暴走です(爆笑)。ただ、前回のE3!!!TOKYOで沖縄から受験生が遊びに来たのですが、(受験の前日にE3!!!来てる場合か!と思いましたが、無事に合格されたようで安心しました)。その子が「E3!!!最高でした!沖縄でもやってください!」と言ってくれたので僕も俄然行く気になりました。
赤ジャージ:
えー!!!!
班長ずっと「沖縄でE3!!!やりたい!リゾートだ!オリオンビールだ!」って言ってたじゃん!!!! 僕としては班長に乗せられた感がありありなんですけどね(笑)。
班長:
言った記憶があんまりないなあ(笑)。
でもそうすると次はソウル、アムステルダム、イビザでやらないといけないですね(爆笑) !
senu:
僕はVol.0の時に札幌からストリーミングを見ていることだけしかできず、「東京っていいよな」ってほぞを噛んでた一人です。 班長から「札幌でもやる予定ある」って聞いたときに真っ先に手を挙げましたね。それはまだ大阪も決まってないぐらい早い段階で。 幸い昔のしがらみでクラブ関係の知り合いはいましたので「こちらでハコ選んでおきますね」と言ったのが運の尽き。そのまま気がつけばオーガナイザー出来上がりって状態でした。
基本的に地方のファン、特に東名阪以外のファンってPerfumeに飢えてるんですよ。僕もそのファンの一人として東京をうらやましく思ってました。でも仕事や学校があるからなかなか行けない。 そんなんだったら「自分たちでやっちゃえ」って言うのが原点ですね。
でもどう遊んでいいかわからないんですよね。昼間開催ってことは今までクラブで遊んだことが無い人が来るってことですからね。札幌の一回目の前半なんてフロアに「誰もいない」って言う状態でした。
だから僕が手を付けたのは北海道のファンの結びつきを強くして手作りでE3!!!SAPPOROの方向性を付けていくことでした。Vol.1に来てくれた方と密に連携を取り、様々なオフ会を打ち、仲間を増やして行きE3!!!に結びつける。その中でH.S.P.と言う女の子の振りコピユニットも出来たりして確実に動員数とSAPPOROの色は出来上がってきたかなと感じています。