MEG
MEGについても既に、ガーリーとダフト歌謡という観点から対談をしていますが、2008年は、1枚のアルバム『STEP』と『MAGIC』『HEART』『PRECIOUS』という3枚のシングルをリリースし、テクノポップ界のおしゃれ番長として地位を確立しつつあります。平岡祐太が「深夜デート」するカリスマ歌手として、フライデーされていたMEGですが、その翌週にあった「MEG PARTY TOUR 2008 "BLACK"」では、自分で告知していました。別に騒ぐことでもないけど、ちゃんと自分でネタにするのは、えらいよ。このツアー、ドレスコードは黒と結構、異様な光景だったのですが、それ以上に驚いたのは女子率の高さ(推定75%)。Perfumeともcapsuleとも意外とずれる客層。あえて言えば、テクノだからとかいうよりも、カワイイから来ましたみたいな人も多かった気がする。
PRECIOUS |
そのジャケと「PRECIOUS」のPVは、日本のガーリーなミッシェル・ゴンドリーと僕が勝手に呼んでいる野田凪のディレクションで出来上がったものです。PVには猫が出てきますが、この猫を使ったことに対して葛藤があったことを匂わせるコメントが、MEGのブログに掲載されていました。
・・・そして、突然、野田凪が亡くなったという悲報は海外のサイト、Partizanから流されました。最初、そのニュースを見た周囲の人たちは、僕も含めて、本当なのか?と疑いました。実際、彼女は、キャラクター「ハンパンダ」のお葬式のパフォーマンスを喪主として行った人だから、これも・・・ いや、残念ながら、これは事実・・・ 後に野田凪さんのサイト「宇宙カントリー」から、9月7日に34歳で永眠したとの報告がありました。才能は寿命を与えてくれなかったんですね。ご冥福を祈ります。
ちなみに「MARQUEE」vol.70(Tommy heavenlyが表紙)では、野田凪追悼特集をやっていますので、野田凪ファンの人は読みましょう。
FREAK |
◆エロカワ対談~ガーリー系研究
◆近未来対談~ダフト歌謡発掘