テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!(9ページ目)

Perfumeの武道館ワンマンライヴ「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」、2008年11月6日&7日に興奮と熱気の中、終了! けろっぐ博士とオカチメンコ助手を迎えて、そのカタルシスと今後の課題について熱く対談。

四方 宏明

四方 宏明

テクノポップ ガイド

テクノポップを中心としたレコード蒐集癖からPOP ACADEMYを1997年に設立。2016年に『共産テクノ ソ連編』を出版。さらに、プロダクトリサーチャーとして、商品、サービス、教育にわたる幅広い業種において開発コンサルティングに従事。Twitter(hiroaki4kata)も随時更新。

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Perfumeのパフォーマンス

助手:
口パクがどうのこうの、とか鬼の首を取ったみたいに言ってるけど、じゃあアナタたちの好きなJusticeやdigitalismだって演奏もしてないし歌ってもないじゃん、っていうね。そう思うとPerfumeのほうがかわいい女の子が切れのあるダンスを披露してる分、パフォーマンスとしては全然いいと思うんですよね。さえない男2人がブースでクニクニ踊ってるの見るよりは。

先生:
まったく同感です。Justice、digitalismよりかわいいし。いや、二組とも好きですけどね。

博士:
それ言い出すと最近、別にわざわざラップユニットみたいにしなくていいじゃん・・・みたいなユニットが、どう考えても普通の歌謡曲じゃん・・・みたいなバラード歌ってたりするじゃないですか? そのバックでちゃんとDJがいたりして・・・何してるのよ?って思っちゃう。 どう考えてもユーロビートだったtrfのバックのDJなんかは、“流行ってるものとりあえず合わしとけ”みたいな安直さが逆にほほえましかったけど・・。

助手:
実際Perfumeのライヴを経験しちゃうと、テクノ系アーティストのライブが満足できなくなっちゃうんですよ。あれ?ダンスないの?泣いて笑えるMCもないんだ?みたいな。Perfumeのパフォーマンスを一度でも経験しちゃうと、そういう贅沢な感覚に陥っちゃう。まぁ、カールハイドやグザビエが、あ~ちゃんみたいなMCしても困るんですけどね。

博士:
2階右手のモニターではセンターのヴィジュアルイメージとは別に三人のアップが流れていました。パンやアップを多用したカメラ割がすでにされていて、あれがそのままではないにせよ、非常にテレビを意識した印象がありました。

先生:
あのスクリーンは2階で見ている時は、もっと大きかったらいいなぁと・・・ 12月にはTV放送(「スーパーライブ Perfume in 武道館」:BShiにて12月19日20時~、BS2にて12月27日23時~)もありますが、もう一度じっくりとライヴ鑑賞をしたいですね。課題というのは確かにあるんですが、やはり楽しめたライヴであることは間違いないわけで。 どちらにしても、TVでもう一度このライヴは冷静に吟味する必要があるでしょう。

続編は、「Perfumeコス写真集 in 武道館」です。
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