ウクライナ情勢

久しぶりにウクライナについて書きます。ウクライナと言えば、現在EU派とロシア派の間で混沌とした状態が続き、ロシアになびいてEUとの協定路線を棚上げにしたヤヌコビッチ政権に抗議する反政府デモが11月末から続いています。ウクライナの地域によって温度差はあるようですが、僕の周辺のウクライナ人は、反政府派(つまりEU支持)がほとんどです。それ以上に、彼らからは日本の比ではない政治家不信を感じます。

バイアグラ解散

といっても政治の話をしたいのではなく、今回は別の“対立”の話を。日本では全くニュースにならないバイアグラ戦争です。バイアグラ(ВИА Гра)については、「悩殺☆バイアグラ」というタイトルで、彼女たちが来日した2003年に書きました。最近になって、人気下降き気味だったバイアグラのコンポーザーのコンスタンチン・メラージェ(Константин Меладзе)は、2012年11月に解散を発表しました(実際の解散日は2013年1月1日)。同時にバイアグラは、ウクライナ人が中心のユニット(ロシア人メンバーもいました)でウクライナだけではなく、CIS(独立国家共同体)諸国でも人気を誇る歌うセクシー美人軍団。解散迄に在籍したメンバーは、13人。多くの元バイアグラ構成員はソロとしても成功を収めています。“セクシー”vs.“カワイイ”という観点からアイドル性の条件は異なりますが、メンバー交代を繰り返しながら卒業・ソロ活動というキャリア養成という点では、日本のアイドルグループのモデルに近いです。

こちらは、解散前のメンバーでの最後のリリースとなった「Алло, мам (ハロー、ママ)」。しっとり聴かせるウクライナ歌謡。

Алло, мам (YouTube)

バイアグラ戦争

iwantviagra

バイアグラになりたい

ところが、その1週間後にコンスタンチンは、リアリティショー「バイアグラになりたい(Хочу в ВИА Гру)」の発足を発表します。これは、文字通りバイアグラになりたい女子たちがメンバーになるために勝ち抜いていくという番組です。

 

さらに驚く事態が発生します。バイアグラのプロデューサーだったディミトリィ・カスチューク(Дмитрий Костюк)は、別のバイアグラをSony Musicからデビューさせました。よって、ふたつのバイアグラが存在することになります。まるで加勢大周と新加勢大周のような状態です。僕は最初この状況を把握していなかったので、どうして最近の曲のメンバーのルックスがころころ変わるのを見て、混乱の極みの状態にいました。

よって、現在のバイアグラは、「ディミトリィのバイアグラ(勝手に“バイアグラD”としておきます)」と「コンスタンチンのバイアグラ(“バイアグラK”)」と注釈をつけないといけないのです。