テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~GAME TOUR批評(3ページ目)

チケ争奪戦! お馴染みの博士、助手を迎えて、4月27日の大阪に始まり6月1日の横浜で終えた、Perfumeの「GAME TOUR」を批評。次は日本武道館!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

MC(祝勝トーク)

先生:
4曲でヘトヘト状態でMCとなります。大阪では、先ずは、『GAME』オリコン1位の祝勝トークですね。

助手:
素直に「よかったね」といえる出来事ですよね。もうずいぶんと時間が経過してしまったので、初めてそのニュースを聞いたときの衝撃が薄れていますが、これは本当にめでたいことですよ。ちゃんとしたものが、ちゃんと売れたっていう。「日本って案外いい国なのかも?」って思いましたもんね。

TSPS~BcL~ファンデーション

先生:
Perfumeで日本再評価(笑)!

MC後、「Twinkle Snow Powdery Snow」で乙女ハウスへ展開していきます。 最初の4曲は、無表情で無機質なエレクトロで始めておいて、ここで愛らしい乙女ハウスというのは、ライヴにおけるPerfumeのツンデレ的セットリストとして評価したいです。

死ぬほど聴いてしまった曲ですが、続く「Baby cruising Love」、やっぱり飽きない。

たたみかけるように「ファンデーション」。この曲は、前回セットリストに入りませんでしたが、今回復活です。いい感じでハウシーな流れが途切れません。この曲はすごくかしゆかの倍音ヴォーカルとの愛称が良く、近未来三部作カップリングの中でも、Perfumeの一つの流れを作ったと言えるでしょう。

助手:
「ファンデーション」は隠れた名曲ですよね。先生の言うとおり理想的なテクノポップだと思います。そして何より、マイクスタンドを使ったライヴパフォーマンスも素晴らしい。いわゆるアイドルっぽい雰囲気がよく出てる。クオリティーの高い曲を、クオリティーの高いアイドル的なパフォーマンスで魅せる。まさにPerfumeの真骨頂のひとつです。この曲はライヴで是非堪能してもらいたい。

Butterfly

先生:
この後、衣装チェンジ・タイムとなるのですが、三人は消えて、CD収録音源とは違うように聴こえる「Butterfly」が流れます。中盤、ズンチャカズンチャカです。バタフライは、グッズのデザインにも組み込まれた、Perfumeのイメージ作りに貢献していますね。

博士:
この時の映像で初め駆け抜けていた3つの光が蝶をあしらったものだと確認できました。先生お気に入りの「モンキー・マジック」フレーズのリフレインでしたが、メロディーの美しい曲なので是非歌部分も聞きたかったという意見も聞きますね。間奏で使ってしまうにはもったいない。

助手:
はい、この曲のパフォーマンスが見たかったですね。ヒラヒラの衣装で3人が蝶のような動きのダンスをしながら定位置に移動して、ブレイク後の「バタフラーイ」でバッと後ろの電飾が光って、まるで3人の背中に蝶の羽根が生えたように見える・・・みたいなのをイメージしていたのですが、欲張りすぎました。これは次回の武道館に期待しましょう。
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