テクノポップ/テクノポップ関連情報

4-D mode1が23年ぶりの新作を!

伝説のバンド、4-Dが4-D mode 1として再始動! 『Rekonnekted』のリリースを記念して、小西健司、成田忍、横川理彦のお三方にインタヴューしました。平沢進(P-MODEL)、川喜多美子(D-Day)も参加!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

伝説のバンド、4Dが4D mode 1として再始動! 80年代は、mode 1、mode 2、mode 0などと派生していました。ニューアルバム『Rekonnekted』のリリースを記念して、小西健司(飢餓同盟~4-D~P-MODEL)、成田忍(99.99~4-D~Urban Dance)、横川理彦(99.99~4-D~After Dinner~P-MODEL~メトロファルス)のお三方にインタヴューしました。

Rekonnekted
01. Spin
02. Zone
03. Welcome Back
04. Goodbye My Machine
05. Isotope
06. Passage(Ala' Diab-Tadahiko Yokogawa)
07. My Sweet Lo
08. My Neighbor Upstairs
09. 僕の工場君のコンビニ
10. L'autre Ville
11. Zoology
12. 忘却の国
13. Kinshasa


4-D mode1 Official Web Site

大赤字抱えても格好良ければ実現したい

ガイド:
前回、4-Dの作品集とも言える『Die Rekonstruction』のリリースの際もインタヴューさせてもらいましたから、今回が2回目です。前回、「曲は沢山出来てきます。・・・新作のリリースはします。ロゴとタイトルもほぼ決まってます。」との発言がありましたが、有言実行ですね。組み立て式ヘキサゴン・ジャケ!・・・さすがデザイン主義の4-Dですね。このアイデアはどこから?

(左から)横川、小西、成田
横川:
デザイナーの天津君から。今の4-Dは、基本枠は天津君のコンセプトで進んでいる、といってもいいくらいです。ま、ミュージシャン3人はその場で好きなことやってるだけに近いですから。

小西:
僕は天津君と一緒に前作から、今作に続くコンセプトまでを考えてて、再構築の後は再結合だと言うことで、直接曲やデザインには反映されるものではないけど、天津君はイメージを喚起する方法として詩を、僕はストーリーを書きました。なんかロールプレイングゲームみたいなやつ(笑)。Yazooの今年のツアータイトルより、僕等が先なんだから(爆)。

成田:
このジャケットを組み立てて手の上でコロコロ回しながら、4-Dのアルバムを聴く。なんか相当シュールな気持ち良さが味わえるんじゃないですか?

小西:
このジャケットの一部の作りとか、表のデザインだとかって、天津君相当ギリギリまで教えてくれなかったよね(笑)? クリスマス会(Trayで12/22 12/23に行われたXmass2K7@22とXmass2K7@23と題されたライヴパーティー)で、いきなり持ってきてくれた、カードのデザインだって驚かされたし、『これジャケットと関係あるんですよ』って言われて『何で?』って訊いても『それはちょっとぉ』って長いこと教えてくれなかったよね(笑)。

ガイド:
こんなジャケットを作ってしまうと、採算合わなくなるんじゃないかなぁと心配になります(笑)。

横川:
今のようにネットが普及すると、CDの存在価値って逆にデザインにしかないのでは?

小西:
採算ってことでは、そう言うのはできるだけ考えずに『やりたいことをやりたいように実現しよう』ってのが4-Dの初期からあります。決められた枠の予算内でチマチマと、出来る範囲の事をするっていうのでは無くって、大赤字抱えても格好良ければ実現したいと。。

例えば今回のジャケットなら、そのかわりこれは音源を離れたとしても、天津君のアートワークの一環として、彼の作品としてどこへ出しても大丈夫なものにしたいと思ってます。

ガイド:
「大赤字抱えても格好良ければ実現したい」・・・4-Dらしい名言です。
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