テクノポップ/フューチャーポップ

Perfume対談~メディア論(QJ編)(3ページ目)

分析分析学の権威、けろっぐ博士を招いて、雑誌媒体を中心としたPerfumeへの反応を分析します。先ずはQJですね。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

振り付け解説

先生:
Perfume振り付け解説では、「エレクトロ・ワールド」と「チョコレイト・ディスコ」を紹介していますね。巷では、Perfumeの振り付けで踊る事を生きがいにする偽Perfumeが増殖しているみたいですしね。バキュームやバリウムや暗黒Perfume団とか・・・ ただ、あの複雑な振り付けのわりにコマ数25で解説するのは厳しいなぁと。それにのっちが全部センターです。

博士:   
余談ですがステンドグラスの枠を腐食させる液で「ブラックパティーナ」という劇薬が有るのですが、いっそ「ブラック・パフューム」なんてどうですか? 劇薬指定なので専用保管庫が必要です。

先生:
博士はストーブだけでなく、劇薬にも詳しいのですね。

博士:   
さて、私的には~全シングル・DVD解説~の文面が、往年の外タレLPのライナーノーツよろしく芝居かかってて面白かったですね。 知ってる知識を総動員して、しかも確信犯的な解説内容は私に共通する馬鹿馬鹿しさがあって共感しました。

第4のPerfumeたち

先生:
クイック・ジャパン (Vol.75)
QJは、Vol. 74に続いてVol. 75でも小Perfume特集でしたね。「Perfumeを生み出す力 “第4のPerfume”たち」・・・まるでPerfumeはサウンドールに於けるYMOのような扱いです。QJ誌もこのままサウンドールのようになればいい。

第4のPerfumeとしてやはり気になったのが、振付師のMIKIKOこと水野先生ですね。巷で評価の高いライヴでの「Perfumeの掟」も水野先生だったんですね。選曲もあえて中田ヤスタカではなく、Justiceとかdigitalismとかジャストなとこ突いていますしね。

博士:   
Vol. 74が全般的に汎論にとどまった内容だったの対し、Vol. 75はページ数は少ないながら、本来のQJっぽいともいえるちょっとマニアックで読み応えのある内容でしたね。振り付け、マネージメント、ファッション、そしてライヴレポートとそれぞれのメンバーごと、切り口を変えて対談する内容は斬新でした。この辺の切り口に関して我々が少し先陣を切れたのは、してやったりです。

先生:
最初は、一気にいろんな雑誌を紹介するつもりだったんですが、QJだけで3ページ使っちゃいました。残りは次回に持ち込みましょう。
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