My Boy
さて、12月5日に発売のSaori@destinyのデビュー・シングル『My Boy』について考察してみましょう。amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
My Boy |
02. Our Telepathy (original mix)
03. My Boy (connects since mix)
04. My Boy (mp3専用デジタルマスタリングver.)
05. My Boy (instrumental)
ジャケはファー仕様のヘッドホーンのようなものを装着しています。今年の流行はファーですからね。
『My Boy』『Destiny's War』(こちらは未聴)という二つのシングルは、ライヴ会場販売をしていましたが、今回が正式販売となるようです。聴いてみると、「My Boy」に関しては今回のシングルとはミックスが違いますね。サウンド的にはPerfumeとかAira Mitsukiとかと言うよりも、Tommy february6にも通じる、初期ユーロビート(PWL系)をルーツとするキラキラ系です。「My Boy (original mix)」はBPMを落として、乙女っぽくなっていますね。Saori@destinyはアキバ的自然体とでも言いましょうか?
初音ミクとコラボ
「My Boy (connects since mix)」では、あの初音ミクとコラボしています。初音ミクについては、DTMガイドの藤本さんの「DTM界に登場したアイドル、初音ミク」という記事をぜひ読んでみてください。この手のヴォーカル生成ソフトというの初音ミクが最初ではありませんが、ソフトをアニメアイドル的に擬人化し、ニコニコ動画やYouTubeで作品の発表の場を得ることがひとつのブレイクのきっかけとなったと言えるでしょう。
僕が最初に初音ミクを知ったのは、ニコニコ動画での「Perfume『チョコレイト・ディスコ』(勝手アレンジ)を初音ミク。」です。投稿されたのが9月6日ですから、初音ミク作品としては早い方と言えるでしょう。アイドルマスターMAD、初音ミクMIXというある種アンダーグラウンドな活動が、Perfumeの人気に拍車をかけているのも面白い現象です。
初音ミクに関してはTBSの「アッコにおまかせ」で取り上げられましたが、その番組内容の稚拙さに抗議の嵐となりました。まぁ、マスメディアってそんなもんです。実際、面白い初音ミク作品は著作権の関係で公開も出来ないですしね。
初音ミクとのコラボですが、それほど初音ミクのヴォーカルは前に出ていません。しかし、「My Boy (intrumental)」の方を聴くと、初音ミクだけのヴォーカルが聴けます。そうか、初音ミクはインスト扱いなんだ。よく聴いてみると、初音ミクは全曲でコラボしているようです。
Wikipediaのアキバ系アイドルの項でいつの日か、テクノポップ系という分類が出来たら、Saori@destinyを入れてあげましょう。
◆Saori@destiny