SKYFISHER
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SKY perfect CD |
炸烈するP-MODEL系テクノ・パンク! デビュー・ミニアルバム『SKY perfect CD』(1999年)でP-MODELの「ルームランナー」をカヴァーしているのは、必然とも言えましょう。
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FLAG SHIP PARTY vol. 1 |
SKYFISHERは、千葉系であります。いや、そんなモノがあるかどうか大変怪しいですが、リーダーの中山貴史は千葉出身らしい。千葉の本八幡で1994年に始まった「電染病ラボ」は、中山貴史が主宰したネオ・ニューウェイヴの先取り的イヴェント。千葉系バンドを集めたコンピ『FLAG SHIP PARTY vol. 1』(1999年)のライナーノーツにて、元祖千葉系のハルメンズ、サエキけんぞうと共に、千葉について寄稿しています。ちなみに収録された千葉系バンドは、DEADCOPY、S.V.D、Hiwatt Elecric、SKETCHBOY、LINK、THEME OF GLORYであります。
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電卓 |
Kraftwerkのカヴァー3曲(「Dentaku」「Model」「Ruck Zuck」)を収録したシングル『電卓』(1999年)なんていうのもあります。もちろん、P的テクノパンクなカヴァーです。電卓には保証書付取扱説明書も付いています。
◆SKYFISHER
Chicago Bass
Chicago Bassは、元Gocart Twist And Sweet及びTwo Tribute One Rising(略称:2T1R)のゲンタと元Bridgeの大友真美によるバンド。メンバー的にも渋谷系の末裔であり、ゆるいニューウェイヴ感はありますが、テクノではありません。『Blow Lie Low Low Brow』(1999年)でデビューして、その後3枚のアルバムをリリース。アルバム、持っているかなぁと探しましたが、ありませんでした。2006年に復活ライヴをやった模様ですが、本格的な活動を継続はしていないようです。
audipop
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Music A Brain Wave Stimulate |
Chicago Bassと同じくそれほどピコピコしていない、ニューウェイヴと極太ロックが融合したような変なアルバム『Music A Brain Wave Stimulate』(1999年)をリリースしています。良い感じのひねくれ具合を評価して、和製Monochrome Setと形容します。
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audipop.com思った以上に書く事があったので、続きは次回に。こうして検証してみると、90年代終盤、「東京NEW WAVE OF NEW WAVE」から生まれた初期ネオ・ニューウェイヴ勢は、なかなかの健闘をしております。