THE GENESIS SONGBOOK
――2005年リリースの最新盤『THE GENESIS SONGBOOK』についてお伺いします。よりロックにサイケデリックな曲も取り混ぜて、ラップもありで、アンヴィヴァレントなMDDEがさらにアンヴィヴァレントに進化していますね。良い意味攻撃的と言いましょうか? かなりダークな4曲目「Sherperd」を聴いていると、MDDEのメンバーの方々が聴いてきた音楽の幅広さが伺われます。この新しい方向性はどの辺からインスパイアされたんでしょうか?THE GENESIS SONGBOOK |
02. The Eyes Just Like The Fawn's
03. Paradise Song
04. Shepherd
05. Talk
06. 創世記
07. La Flamme de L'amour
08. 誰が為に鐘は鳴る
09. short short BAD TASTE
10. Le Diable
11. Ever Green
ミチ:アルバム作るときに、女の子がわーわー言っているような変なラップが無性にやりたかったのです。
ユキ:このアルバムはほんとに好き放題やりました(笑)!二俣色が濃く出ています。
二俣:アルバムの全体像としては『short short』ができたころには見えてました。何か特定のものにインスパイアされるというのは少ないんですが、「Shepherd」については『Venus69』に収録されている「Warp Warp」の延長で、Bambouの「Made in China」みたいなエロさを加えるというコンセプトで作りました。あと部品としてはマイケル・ジャクソンとa tribe called questとエニグマとかを意識しています。
――最後の「Ever Green」・・・構成的にも考えられていて、はまりました。ミチさんのヴォーカルが切ない「my honey dip」路線と言いましょうか・・・これもMDDEのお家芸という作風ですね。安田成美のようにキーが微妙にずれたような感じも凄くいいです(笑)。
ユキ:ありがとうございます!うれしいです。二俣君もミチも正義感が強い人で、まじめな私たちはこういう風に終わるのが一番だろうという暗黙の了解の曲です(笑)。
ミチ:すごーい!安田成美さんの「ナウシカ」と、小学生の合唱を意識して歌ったんです。ピュアなボーカルに仕上がって、歌詞ともうまく融合しているんじゃないかと思ってます。
――ご協力ありがとうございました。今後のライヴや新作の予定などありましたから、ぜひ教えてください。
二俣:しばらく活動していなかったので、そろそろレコーディングに入りたいと思っています。
ミチ:アルバムを作りたいです。
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