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マドンナも惚れたスチュアート・プライス(4ページ目)

マドンナの新作の共同プロデューサーとして一気に注目を集めるニューウェイヴ・リヴァイヴァルの先駆者! Les Rythmes DigitalesやZoot Womanを経て、リミキサーとしても乗りに乗っています。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

変名大好き!

ここで整理しましょう。スチュアート・プライス(本名)君には名前(または個人ユニット名)がいっぱいあり、Les Rythmes Digitales、Jacques Lu Cont、Man With Guitar、Paper Faces、Pour Homme、Thin White Dukeなどを使い分けています。

Pour Hommeとしてはフィルターハウス調のシングル『Born This Way 』(1999年)をリリース。

Mr. Brightside(リンクはジャケ写とは違うヴァージョン)
そして、見逃せないのがJacques Lu Cont、Thin White Duke、Zoot Woman、Paper Facesなどの名義を使い分けるリミキサーとしての才能。彼のリミックスの中で最高の出来と言えるのが、ラスベガスからやってきたニューウェイヴ・リヴィヴァル・バンド、Killersのヒット曲(アメリカのiTunesでも上位に定着していました)『Mr. Brightside』(2005年)のリミックス(Jacques Lu Cont's Thin White Duke Mix)です。原曲が90点とすれば、リミックスで満点と言いたい鳥肌が立ってしまう出来です。

Four To The Floor (12" Single)
イギリスのニューウェイヴ・リヴァイヴァルのStarsailorの12インチ・シングル『Four To The Floor (Thin White Duke Mix)』は、フランスで何故かシングル・チャート一位になったそうです。

Jetstream
スチュアートは、ルーツと言えるNew Orderの最新作『Waiting For The Sirens' Call』(2005年)では「Jetstream」と「Guilt Is Useless Emotion」の2曲で共同プロデューサーとして参加していますが、Scissor Sistersのアナ・マントロニック嬢とコラボした『Jetstream』(2005年)のシングルにも「Jacques Lu Cont Remix」を収録。

他にも、エレクトロ~リヴァイヴァル系では、Depeche Mode、Goldfrapp、Felix Da Housecat、Electric Six、Scissor Sisters、The Faint、Royksopp、Ralph Myerz & The Jack Herren Band、セレブ系(笑)ではブリちゃん(Britney Spears)、グウェン・ステファニー(Gwen Stefani)/No Doubtなどのリミキサーをする売れっ子ぶりです。そうそう、忘れていけないのは、「フェニックス~折衷主義の魔法」で紹介したZoot WomanとしてのPhoenixの「Too Young」のリミックス仕事です。

Wikipediaには更に詳しいリミックス作品リストがありますので参照してください。
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