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マドンナも惚れたスチュアート・プライス(2ページ目)

マドンナの新作の共同プロデューサーとして一気に注目を集めるニューウェイヴ・リヴァイヴァルの先駆者! Les Rythmes DigitalesやZoot Womanを経て、リミキサーとしても乗りに乗っています。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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Les Rythmes Digitalesとしてデビュー

スチュアートのメジャーデビューは、Les Rythmes Digitales(何故か、彼はrhythmeから最初の「h」を抜いて綴る)というワンマン・ユニットによる『Liberation』(1996年)。
Liberation
01. Scimitar
02. Oberonne
03. Carlos
04. American Metal
05. La Solution?
06. Vive Le Velo
07. Jida
08. Kontakte


個人名はスチュアート・プライスではなく、ジャック・ル・コント(Jacques Lu Cont)という似非フランス人のような名前。だから、最初はフランス人(本当は旅行中イギリスのリーディング出身の両親がフランスで生んだのです)だと思いましたよ、本当に! ちなみにLu Contは女性器をもじった表現ともとれるらしい(あくまでも憶測に過ぎないのだが・・・)。現在、まだ27歳との記事(2005年時点)を見つけたのですが、デビューは18歳でまだ学生だったようです。ただ、彼はでっち上げが得意なので、どこまで疑心暗鬼状態になりますが。

エレクトロクラッシュ先駆け

デビュー時は、エイフィックス・ツイン(Aphex Twin)的なブレイクビーツと呼べるものでしたが、1999年のセカンドの『Darkdancer』で大きく化けます。所謂、現在のエレクトロクラッシュ(この時点ではなかった名称)やニューウェイヴ・リヴァイヴァルの先駆けと呼べる作風です。

Darkdancer(2枚組限定版がお勧め)
01. Dreamin'
02. Music Makes You Lose Control
03. Soft Machine
04. Hypnotise
05. (Hey You) What's That Sound
06. Take A Little Time
07. From: Disco To: Disco
08. Brothers
09. MDC Vendredi
10. Jacques Your Body (Make Me Sweat)
11. About Funk
12. Sometimes
13. Damaged People


マドンナと並ぶ、スチュアートにとってもアイドルがニック・カーシャウ(Nik Kershaw)。ニックは80年代に「Wouldn't It Be Good」などのヒットを飛ばした、ハワード・ジョーンズ(Howard Jones)と並ぶ、エレポップ系ソロシンガーですが、「Sometimes」でニックがヴォーカリストとしてフィーチャリングされています。これはスチュアートがニックにデモテープを送り実現した、スチュアートにとっては夢のコラボレーションなのです。
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