インスパイア
――あなたの音楽を聴いていると、あなたは僕が好きな音楽をたぶん聴いているんだなぁと感じました。最近のものだったら、アヴァランチーズ、タヒチ80、ダフト・パンクなど… さらに、60年代から80年代までの幅広いもの。どのようなアーティストに影響を受けましたか?はい、あなたが挙げたアーティストは大好きですね。クオリティ(プロダクション、メロディー、リズム等)が伴う限り、どんなものにも影響されます。コーネリアス、アヴァランチーズ、70年代ディスコなんかはとても顕著ですね。フィル・コリンズなんかもね! 「Disco In The Sky」のリフレイン部は、多かれ少なかれ「Sussudio」にインスパイアされています。
――DJをする事はあるんですか?
チャンスがある時は、僕は断らないです。僕は音楽をプレイするのが大好きです、大音量でプレイするのが大好きです! ハウス、ディスコ、ノーザン・ソウルが中心ですね。
――あなたは、僕がインタヴューする2番目のスウェーデンのアーティスト(Hakan Lidboさんが最初)です。スウェーデンの音楽シーンについて教えてください。僕は、スウェーデンのエレクトロポップ・デュオであるNASAの大ファンです。彼らのアルバム『Remembering The Future』は、New MusikのTony Mansfieldを彷彿とさせる素晴らしい作品です。
スウェーデンの音楽シーンは、とても芸術的でありつつも商業的にも優れています。スウェーデンは世界で最も優れた音楽国の一つとしてランクされるだろうと思います。この2・3年ほど、エレクトロニック・ミュージック系アーティストが至るところから急に現れました。しかし、NASAがスウェーデンで特に人気があったと実際には思いません。僕は、ページ(Page)の彼らの80年代の作品を代わりに推薦します
親日派スウェーデン人
――ページは僕の友達が大ファンで僕も持っています。あなたが日本を訪問した事あり、日本の友人もいるそうですね。あなたの音楽は、とてもなめらかに東京と溶け合うことでしょう。何故日本に興味を持つようになったのでしょうか? また、日本のどこが好きですか?僕はティーンエイジャーの頃から、日本に魅惑されていました。日本の文化、そして明らかなヨーロッパと時々アメリカからの影響が見られるにもかかわらず、ナショナル・アイデンティティがある日本の芸術(浮世絵、中世の衣服から現代のデザイン作品まで)に興味があります。日本人の人々が他の文化にオープンである事も好きです。例えば、東京のレコード店。Apres-midi Selecaoを訪問した時、日本でリマスターされた極端にレアなスウェーデンのレコードを見つけて驚きました。決してヨーロッパまたはアメリカで有り得ない話でしょう。
――特に好きな日本のアーティストは? 来日、そして日本のアーティストとコラボレーションをする計画はありますか?
コーネリアスは、僕のお気に入りアーティストです。90年代からのほとんどの渋谷系アーティストが好きですが、最近彼らの多くがどうしているかは知りません。これまでのところは、カヒミ・カリーとコーネリアスは最新のレコードで何か新しいものへ発展したと信じます。スケッチ・ショーもすばらしい「カムバック」(いかなる表現でも良いですが)をしましたね。新しいアーティストについても追いつくようにしています。僕のレーベルのマネージャーであるのチカコシ・フミノリさんからの情報で。例えばシュトラウス(Strauss)をもっと聴きたい。近いうちに日本を訪問したいです、そして、可能なら、日本人のアーティストとコラボレーション(リミックスでもオリジナルでも)をしてみたいです。僕の次のアルバムで(1ヶ月程度以内にレコーディングを始めます。)誰かに歌ってもらいたいです。
ありがとう!
【関連サイト】
◆panache
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◆Hakan Lidbo氏の教授カヴァー
◆スウェーデンのNASA