C.U.E. records
――2005年4月には、C.U.E. recordsとして2枚目のレーベル・コンピレーション『C.U.E. COMPILATION 2』をリリースされていますが、C.U.E.というレーベルの使命とかはあるのでしょうか? エキスペリメンタルな要素が強いものの、サウンド的なジャンルはエレクトロニカ的なものからノイズまでかなり幅広いですね。C.U.E. というのは、僕らが神戸を拠点に活動している場所であり、またアーチストグループで、主な活動内容は、インターネット・ライヴ、レーベル、CDショップ、レコーディングスタジオ、各種インターネットサーバーの構築などです。その中でやっていますリリース、ディストリビューション関連がC.U.E. recordsです。僕らが行っているライヴやコンピは自分たちの考えや活動と波長の合う国内外 のアーチストに参加してもらっていて、ジャンル的にたまたまはああいう形になっているという感じです。音楽の外観(第一印象)は歪かもしれませんが、自分たちがおもしろいと思うもの、また、自分たちに興味を持ってもらえるアーチストらとつながっていきたいのです。逆に言うとコンセプチュアルであたまでっかちなものとか、芸術かぶれなものは排除しています。
また3月にスイスのレーベルからリリースしたアルバム『TRANSMIT』は、スイスのトランペッターとのコラボレーションなのですが、こちらのサーバーにお互いが音源をアップし、それを編集、加工していく方法で作業を進めました。こういう風にしてほしいとか、意見はあえて告げずに制作を行っていったので、意図しない音に変わっていく事が興味深かったです。こちらはアンビエント、エレクトロニカ的に仕上がっています。
――元P-MODELの小西健司さんと二人でユニット活動も始められたのですよね。どのような音楽になるのでしょうか?
小西さんには以前に、横川理彦さんと一緒にインターネット・ライヴに出演していただきました。新しいユニット「DARK MATTER」ですが、僕らの思うところのテクノ的な音になるでしょう。小西さんとはもう20年来の関係ですが、一緒に演奏をするのは初めてかもです。とりあえず初ライヴが5月25日に大阪十三のファンダンゴでありますので、よろしくお願いします。