スーザン・ノザキとしてデビュー
photo by M.kenjiro |
本当のきっかけはスカウトですね。当時、渡辺プロのスクールに入ったんです。
――スカウトされる前にですか?
スカウトされる前にですね。そこで、シルヴィー・バルタンためにフランスに送るデモテープをとるのに私が歌ったのです。その時にいろいろな話があったようですが・・・ハーフの人ばかりのグループとかデビューしているんですよ。
――ゴールデン・ハーフとか?
はい、そこのグループとかにも入っていた可能性があったんですが・・・でも、そうじゃなくて一人でデビューさせたいということで。
――Epic Sonyよりスーザンとしてデビューする前に、キング・レコードからスーザン・ノザキとしてデビューされていますね。
本名ね(笑)。
『おんなの時間』 |
デビューはシルヴィー・バルタンと同タイトルだった『おんなの時間』ですが、もう一枚あるんです。『いそがなくっちゃ』というシングルです。
――えっー、それは知りませんでした! 「愛の円舞曲」でヤマハが主催していた「合歓ポピュラーフェスティバル'71」にエントリーされて、入賞および新人賞も受賞されたのですよね。
その年は、六文銭が世界歌謡際に行かれたんですよね。その時にサンディーが世界歌謡祭に出てたのです。
――まだ苗字がついていた頃の?
サンディー・アイと言っていた頃。
――じゃ、スーザンさんは、このフェスティバル以前にデビューされていたんですね。
はい、「夜のヒットスタジオ」とかのTV歌番組にも出ていました。
amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
――「おんなの時間」は渡辺プロ関連のディープ・ソウル歌謡系のオムニバス・アルバム『groovy sexy & ecstasy』(1999年;残念ながら現在廃盤)にも収録されてますが、ご存知でしたか?
(愕)私が歌っている「おんなの時間」? それは初耳です。ディープ・ソウルと言われても・・・素直に歌っていました(笑)。
――シングル『おんなの時間』のレーベル面を見ると「スーザン・ウッド」の「ウッド」がマジックで消されていて、上から手書きで「ノザキ」と書かれているとの報告が友人の荒君からあったのですが、その謎は?
やめたからですね(笑)。私の本当の父は、リンドバーグっていうのですが、日本人のお父さんが育ててくれたのです。そのお父さんは森さん(=ウッド)なんです。