10. 10cc: Deadrock Holiday
10ccと言えば、「I'm Not In Love」や「The Things We Do For Love(愛ゆえに)」が定番ですが、ここではアルバム『Bloody Tourists』(1978年)からのジャマイカでの最悪の休日を歌った「Deadrock Holiday(トロピカル・ラヴ)」にしました。2 many dj'sが、ディスティニー・チャイルドとの最高のマッシュ・アップをやっていますね。時代的にも先駆けてレゲエをポップへと吸収し、でもサビはやはりポップという展開が素晴らしい。
11. Korgis: If I Had You
田舎のビートルズと呼ばれたコーギス。ブリティッシュ・トラッド的バンドスタックリッジ(Stackridge)が母体となって出来た、ある意味ではニューウェイヴ時代のはぐれ物ような人たち。牧歌的にフォーキーだけれど、アレンジは80年代へ移行するに従って、ちょっとテクノしていて、とっても憎めない。ジャケは、2003年にリリースされたコーギスの2枚組ベスト・アルバム『Don't Look Back~The Very Best Of The Korgis』。
12. Sailor: All I Need Is A Girl
後にDataというバンドで活動するジョージ・カヤヌス(ホントにこう読むのか自信なし)やカルチャー・クラブのブレイン的存在であったフィル・ピケットが在籍した、イギリスのビーチ・ボーイズ的モダンポップ・バンド。この曲は、元々シングル曲だと思いますが、ベスト・アルバム『Girls Girls Girls The Very Best Of Salior』(1990年)に収録。セイラーは、他にも幾つかのベスト・アルバムが出ています。
13. Julianna Raye: Peach Window
隠れた名盤とは、このジュリアナ・レイの『Something Pecular』(1992年)のようなアルバムの事です。ELOのジェフ・リンがプロデュースとアレンジ(ジュリアナがちゃんと曲を書いている)し、ジェフ・リン節が炸裂する。軽快なロックンロール・ポップと言える「Peach Window」のエンディングは、もろビートルズ! 一体どうしているんだろうと思ったら、2002年にアルバム『Restless Night』をリリースし、現在も活動中のよう。