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こんなコンピが欲しい~Part 3 ビートリッシュなモダンポップ(5ページ目)

ラヴ・ソング、ギターポップに続くコンピ企画のテーマは、ビートルズっぽいモダンポップ集。英国の香りを匂わせる21のキャッチーな曲を吟味しました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

18. The Tourist: I Only Want To Be With You
元ユーリズミックスのアニー・レノックスとデイヴ・スチュワートがいたのがザ・ツーリスト。ベスト・アルバム『Should Have Been The Greatest Hits』(1984年)に収録のこの曲は、元はダスティー・スプリングフィールドが歌っていましたが、ベイ・シティー・ローラーズのカヴァー(「二人だけのデート」)の方が有名ですね。ここでは、まだユーリズミックスの妖しさはなく、ちょっとテクノなアレンジのパワーポップ。

19. Jane Wiedlin: Rush Hour
GO-GO'sのメンバーの中では、ベリンダ・カーライルに及ばない2番手のイメージが強いジェーン・ウィードリンですが、僕は絶対にジェーン派です。スパークスのファンクラブ会長(後に「Cool Place」で共演)をやっていたというジェーン、いい奴じゃないですか。アルバム『Fur』(1988年)からの彼女の中では唯一とも言えるヒット曲(ビルボード9位)「Rush Hour」。GO-GO's再結成前の2000年にはアルバム『Kissproof World』をリリースしていますが、あまり話題にならなかったようです。そして、

20. Tears For Fears: Sowing The Seeds Of Love
最近復活したらしいTears For Fears。「Everybody Wants To Rule The World」とかはかなり耳タコ状態なんですが、アルバム『Seeds Of Love』(1989年)に収録のこの曲は、もろ中期ビートルズへのオマージュとして完成度の高い曲として成り立っています。

21. XTC: Easter Theatre
ヴァージン・レコードから決別して、『Nonsuch』以降7年ぶりにIdeaレコードからリリースされたアルバム『Apple Venus』(1999年)からの名曲中の名曲。アルバムは、凝りに凝ったオーケストラル且つストリングス・アレンジで、この「Easter Theatre」は涙が出るほどのポール・マッカートニーというか、今のポールが書けないぐらいヴァーチャル・ポールの世界。XTC健在也!

「こんなコンピが欲しい」シリーズ
愛ゆえにラヴ・ソング
Sweet & Bitterなギターポップ
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