05. Strawberry Switchblade: Since Yesterday
水玉模様とでかいリボンのサイケな衣装、ほとんどゴスなお化粧(ゴスロリ少女のお手本と言える)、でも中身に胸キュンなエレアコな「ふたりのイエスタディー」を愛する人たちは多い。この曲をカヴァーしたくて、川瀬智子はTommy february6を始めたくらいですから。日本でもカルト的人気を誇ったが、何故かフィリピンでも人気があった。
06. Bluebells: I'm Falling
ブルーベルズは、エルヴィス・コステロにも認められたスコットランド出身のネオアコ・バンド。「I'm Falling」は、「Young At Heart」(バナナラマのシボーン・ファーヘイとの共作)と並ぶ、甘い(甘すぎる)永遠の青春ポップ・ナンバー。
07. China Crisis: Wishful Thinking
どうして手に入れたのかは忘れてしまったが、最初にチャイナ・クライシスを聴いたのは、『Survival Sampler』(1984年)というオムニバスのカセット・テープ。そこには、この「Wishful Thinking」、スクリッティ・ポリッティの「Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin)」、前述の「I'm Falling」などが収録されていた、ニューウェイヴとエレポップとネオアコが共存した1984年という時代を十分に感じさせてくれるものでした。このチャイナ・クライシスは、エレポップとネオアコと足して割ったエレアコなんだけど、バンド名からも感じ取られる東洋的旋律が妙味でした。
08. Stephen "Tin Tin" Duffy: Kiss Me
スティーブン・ダフィーは、ライラック・タイムではネオアコでしたが、流石、元デュラン・デュラン(レコード・デビューの時は居ませんでしたが)と言いたくなる、かなりエレポップよりの曲。Art Of NoiseのJJ.ジェクザリックのプロデュースによる所が大きいでしょうが。歌詞からすると、クリスマス・ソングでもありますね。ベスト・アルバム『They Called Him Tin Tin』(1998年)では、2種類の「Kiss Me」を収録。
◆美形のオトコたち~ニューロマ編
09. Gangway: Mountain Song
初期はネオアコ、後期はネオアコ派には顰蹙をかったエレポップ。僕は、どっちも好きです。この曲はアルバム『Happy Ever After』(1992年)に収録されているんで(ジャケは彼らのベストアルバム『Compedium Greatest Hits』)、かないエレポップ化が進行している時期だと思いますが、十分ネオアコでしょう。しかし、こいつら、転調しまくりのいいメロ書くなぁ。ビートルズ直系だけれど、デンマークの香り。