東京エイティーズ(2)冗談
■東亜会館
「BIBA」「GREECE」「GBラビッツ」「B&B」の4店があった新宿歌舞伎町の複合ディスコビル東亜会館。ここは、当時の東亜会館を再現した優れたサイトがありますので、ぜひご覧ください。「Back To The 80's 東亜」というイヴェントも開催されています。漫画でかかっているのが、全英・全米でも1位に輝いたヒューマン・リーグの「愛の残り火(Don't You Want Me)」。ニューウェイヴと呼ばれていた人たちが、ニューウェイヴでは無くなって来た時代感がありますが、やはりこういうのが堂々とディスコでかかっていた時代は懐かしい。
◆東亜会館DISCO物語
東京エイティーズ(3)告白
■与論島
真壁純平、前田裕司、村木力也の3人組は、下心いっぱいで与論島ツアーのツアー・スタッフになろうとします。1970年代の後半から1980年代は、いわゆる離島ブーム。その中でも、与論島は人気スポットで、ピークで年間約15万の若者たちを中心とする観光客が押し寄せました。まだ、学生が海外に行く事は稀だったんですね。そう言う僕も、大学に入ってすぐに友達と沖縄・与論島ツアーを組んだ覚えがあります。沖縄で要らぬ所に行った故に、男どもは超金欠になった苦い青春の思い出があります。与論島、何をしていたかイマイチ記憶が定かでないのですが、楽しかったような気がします。
■トップサイダー
与論島ツアーのビラ配りをする際、前田裕司がファッションうんちくをたれます。トップサイダーのデッキシューズ! いわゆる、プレッピィー流れのマリンブームって奴ですね。別にヨットにもボートにも乗らないんだけど、よい子のみんなは、履いていました。確か青山に店があった「BOATHOUSE」のスエットなんてのも、えらく流行っていましたね。他にもファーラーのポップサック(裾がフレア)とかラルフのポロ(これは今でも多い)などの定番うんちくが続きます。
これらのキーワードで、なんとなく雰囲気がつかめたのではないでしょうか?