
あと、幼少の頃から、カリスマ的なボーカリストがいるバンドはあまり好まない傾向にありました。何故でしょうね?声を張り上げられるより、例えばジョアン・ジルベルトのような歌声に昔から憧れてきました。エレポップ・ニューウェイヴ的に言えば、デペッシュ・モードやキュアーより、ワイヤーやニュー・オーダーを好みました。
――こちらはライヴ限定販売かもしれませんが、福間さんがサウンド・プロデュースされた中川未希波さんの『Return To The First Aqua』(2001年)は、とても好きな1枚です。80年代のテクノの香りがするガールポップと言いましょうか?このような、プロデュース活動もぜひ期待したいのですが、どうなんでしょう?

――山口慎一さんとともに福間さんはヤプーズのメンバーとしてライヴなどで活動されていますが、2002年に発売されるはずだった『霊長類ヤプーズ品目ヒト科』というアルバムは、今後何らかの形で発売される可能性があるのでしょうか?
可能性で言えば当然あると思います。僕と山口さんはSOYUZで活動していくと共にヤプーズで活動できることを嬉しく思っています。
――いろいろ質問に答えていただきありがとうございました。最後に2004年の活動予定または抱負などありましたら、教えてください。
まず、2月22日に大岡山のPEAK1という場所でレコ発ライヴを予定しています。大岡山をチョイスした理由はすぐ目の前に東京工業大学キャンパスがあるからです(笑)。ライヴタイトルは、『スーパー コンダクティヴィティ☆ナイトクラブ』つまり超伝導ナイトクラブです。ライヴタイトルに沿ったカラーをもつゲスト・アーティストも何組か参加することになるでしょう。今年後半にも東名阪でのツアーも検討中です。
それと、これも近い内に僕らのWEBサーバーで様々なストリーミング放送番組を提供して行く予定です。これは現在コンテンツ制作に入り、研究プランの段階ですが、かなり面白いものになると自負しています。
後は春過ぎから2NDの制作に入る予定です。
ありがとうございました。