テクノポップ/テクノポップ関連情報

J-POP研究~Part 10 トミフェブ vs. トミへヴ

ユーロ・キャンディーポップのカリカルチャーとしてのトミフェブからダーク・エンジェルとしてのトミヘヴへと二重人格化する川瀬智子・・・必死でないから侮れない。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
トミフェブは一度だけのプロジェクトの筈だったのですが、2002年10月という微妙なタイミングで『Tommy february6+HAWAII』というタレント本と旅行ガイド本(amazon.co.jpではそう分類されている)が合体したような適当な本を出す川瀬智子。持っていないので解説しませんが、トミフェブ再開の兆候と考えられます。

トミフェブがゲスト・ヴォーカルとして参加した曲もあります。元フィッシュマンズ、リトル・テンポのレゲエ~ダブ系キーボーディストとして知られるHAKASE-Sunのソロ・アルバム『Plays Boyz-Toyz REGGAY!』(2001年)で、1970年代にマリア・ムーディーという人が歌ったレゲエ曲「Game Of Love」をトミフェブが歌っています。2001年のJ-WAVEライヴでも、トミフェブはトミフェブと同じ映画『チアーズ』のチアリーダー衣装を着た(かなりキモイ)HAKASE-Sunをゲストにこの曲を歌っています。ちなみに、このコラボレーションはHAKASE-Sunがブリグリのライヴ・サポートをしている縁からとの事。

前回の記事で第1章のリリースについて書きましたが、ここでトミフェブのリリースのオリコン・チャートでの成績を検証しましょう。

シングル『EVERYDAY AT THE BUS STOP』⇒12位
シングル『♡KISS♡ ONE MORE TIME』⇒20位
シングル『Bloomin'!』⇒10位
アルバム『Tommy february6』⇒1位

これは意外ですね。アルバムは1位になっているものの、シングルではようやく第3弾が10位入りと健闘していません。

『めがねっ娘トミフェブ』
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます