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見逃せない相似形~Part 1 カイリー・ミノーグ≒ダニー(4ページ目)

ディスコ・ポップ・ビッチとして全世界に君臨するカイリー姐さん。彼女とその相似形について研究してみました。ビッチの妹はビッチ、ダニー・ミノーグから。続編もあり。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

【セクシー度】★★★★
カイリーもデビュー時と現在の落差がありますが、ダニーはそれ以上の豹変振りです。1991年のデビュー・シングルではブラックヘアーでちょっとぽっちゃり系。元は金髪なんですが、東洋人のエキゾチックさに憧れてわざと黒く染めていたらしい。

そして、こちらは1993年のシングル『Get Into You』ですが、まだはちきれそうなぽっちゃりフェイス。現在のダニーはほとんど昔の面影を感じさせない。僕は「現在のダニーは、実は別人ではないか?」と疑っています。ここで見せられないのが残念ですが、脱ぎっぷり度でも、お姉ちゃんに負けていなかったはずです。やはり、血は争えないセクシー振りをプロモ・ヴィデオでも披露しています。エロエロ・ヴィデオ大賞は、なんと言っても「Put The Needle On It」。なお、アルバムには、『Begin To Wonder』までのシングルのプロモ・ヴィデオ収録なので、鑑賞するよう。

【ディスコ度】★★★★★
カイリーに比べるとアルバム『Girl』までのダニーは歌手として地位を確立するに至っていません。1995年には、小室哲哉の海外進出プロジェクトEUROGROOVEにゲスト・ヴォーカリストとして『Boogie Woogie』や『Rescue Me』に参加したり、迷走気味。

当然、カイリー効果というのもありますが、最新アルバム『Neon Nights』は彼女の最高アルバムとなり、ターニングポイントとなる可能性大です。全体的には、『Fever』に匹敵するエレクトロ度の高いキャッチーなディスコ路線。彼女の復活シングル『Who Do You Love Now?』では、ダッチ・トランス・マスター、Rivaがダニーを起用。この曲自体はトランスとしてはエッジが利いた作品ですが、アルバムで昨今のおざなりなトランス路線を歩まないで、幅広いスタイルでエレクトロ系中心のクラブ・テイストが盛り込まれています。

【リヴァイヴァル度】★★★★★
カイリーの合体手法がそのまま継承されています。「Begin To Spin Me Around」...タイトルから予想がつきますね。最近、ニューヴァージョンのシングルがリリースされたDead Or Aliveの「You Spin Me Around」と「I Begin To Wonder」が見事に合体。これは元々、DJでクラブ・プレイされていた海賊盤が正規盤に昇格した、クラブ・ブレイクした珍しい例。『Don't Wanna Lose This Feeling』(2003年)ですが、マドンナの「Into The Groove」とミックスした「Don't Wanna Lose This Groove」もございます。ダニー・ミノーグの公式サイトで見れます。カイリーはfischerspoonerでしたが、シングル『Put The Needle On It』には、Tigaのリミックスも収録。

結果、姉の七光りかと思いきや侮れない相似形、ダニー・ミノーグ! ミノーグ・ビッチ姉妹の天下です。

Dannii Minogue(PVも見れます)
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