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見逃せない相似形~Part 1 カイリー・ミノーグ≒ダニー

ディスコ・ポップ・ビッチとして全世界に君臨するカイリー姐さん。彼女とその相似形について研究してみました。ビッチの妹はビッチ、ダニー・ミノーグから。続編もあり。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

【原形】カイリー・ミノーグ

新しく始まってしまったシリーズ「見逃せない相似形」。相似形って? 古今東西、大きな流行やブームが起こると、あたかもそれに追従するかのように相似形達は現れます。中には柳の下のどじょうを狙った確信犯もいるわけですが、時代の空気がもたらした同期的現象というのもあるわけです。相似形の中には、周囲の予想を裏切って成長をする逸材もいます。ですから、相似形=二番煎じ、類似品、パクリの類ではないので、そこんところをよろしくご理解願います。

相似形を語る上で先ず抑えておかないといけないのが、その原形です。今回の原形は、カイリー・ミノーグ。カイリーは、オーストラリアのメルボルンに1968年5月28日に生誕。オーストラリアのTV番組「Skyways」で女優業を始め、1986年のTV番組「Neighbours」のCharlene役でブレイク。1987年にはシングル『Locomotion』で歌手デビュー。女優ポップスです。そして、Stock, Aitken, Watermanのプロダクション・チームの下、『I Should Be So Lucky』などでPWLユーロビートのプリンセスとして君臨。(ちょっと不遇な時期もありましたが...中略)2001年にリリースされたアルバム『Fever』は全世界で500万枚以上を売り上げ、カイリー・ミノーグはセクシー・ポップ・ビッチとして世界を統治下に治める。めでたしめでたし。

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)
【簡易ディスコグラフィー】
オリジナル・アルバム:
『Kylie(ラッキー・ラヴ)』(1988年)
『Enjoy Yourself』(1989年)
『Rhythm Of Love』(1990年)
『Let's Get To (あなたもM?)』(1991年)←この辺からビッチ化が始まる
『Kylie Minogue』(1994年)
『Impossible Princess』(1997年)
『Light Years』(2000年)
『Fever』(2001年)
ジャケ写は、2003年発売のボーナスCD付きの「ハイパー・エディション」。2001年の「オリジナル」、2002年の「スペシャル・エディション」と同じ『Fever』を3枚買わされた人もいるでしょう。

『Fever』に収録のシングル:
『Can't Get You Out Of My Head』(2001年)
カイリーのシングルは、収録曲が違う複数のヴァージョンがあるので、気をつけましょう。プロモ・ヴィデオでのカイリーの「白装束」はいいぞ!

『Love At First Sight』(2002年)
また、ヴァージョンはUK盤、US盤、オーストラリア盤など国によっても違うので、気をつけましょう。プロモ・ヴィデオではサイバーなバックダンサーが踊っています。マジで見るとわりと滑稽。

『In Your Eyes』(2002年)
プロモ・ヴィデオではブレイクダンス・リヴァイヴァル?

『Come Into My World』(2002年)
カイリーが増殖するプロモ・ヴィデオ。

さて、カイリー度を測るために3つの基準を独断と偏見で設けました。
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