基本的に左から右に、1期メンから5期メンをズラっと並べた配置ですが、良く観察すると中々味わい深い配置です。
一番左の安倍、その隣に保田、これは納得いく所ですが、なぜかその隣に飯田と矢口を押し退けて、いきなり吉澤が割り込んでいます。一見、かなり異様です。ずっと観察していた結果と推測の総合ですが、吉澤の、この特異なフェーダー配置は、プッチモニのミキシングをやりやすくする為、と考えます。
この場合、小川が離れ過ぎているのが気になるところです。でも、この配置なら両手をつかって、左手の中指と人指し指で保田と吉澤のフェーダーを操作して、右手は、声の安定性に疑問がある小川のフェーダーに専念できます。なかなか合理的な配置です。
【追記】原稿発表以来、現在のプッチモニは「吉澤・アヤカ・小川」との御指摘を多数受けました。秋のライヴを引きずった、と、非常に曖昧に考えてましたが、（この辺りをキッチリ解釈すべきでした。紛らわしい表現と合わせ、申し訳ありません）タンポポの事まで考慮するなら、後藤在籍時の娘。セッティングまで推察する必要がありそうですね。今後の様々な方の解釈に期待したいところです。
【頂いたご意見】フェーダーの並びですが、吉澤がこの位置なのは、その隣が旧タンポポなのを見ればそういう事なんだと思いますけど。安倍・プッチモニ・タンポポで並んでいたのが、後藤が抜け現在の変化によってこうなっただけと考えられるのでは。素人考えですが。
また、12チャンネルから15チャンネルまでが、あまりにもはっきりと「旧」タンポポそのまんまの並びなのが、興味深いところです。
ミキサーのセッティングと言うのは、各ミキシングエンジニアなりに手癖があって、一旦配置が決まってしまうと、その後は何か理由無い限り変更しないのが普通です。
ある意味、この並びは、旧タンポポのセッティングを引きずっている過渡的配置と考える事もできるのではないでしょうか。（いや、過渡的も何も、どっちみち、近々分裂する訳ですが）。
プッチモニと同様の手法で、14チャンネル石川、19チャンネル紺野、20チャンネル新垣の配置は、新生タンポポ対応とも考えられますが、柴田が不参加ゆえ、タンポポが無かった今回、あまり妄想を膨らませるのは自重したいと思います。
「プッチモニにこれだけ気を使ったフェーダー配置しといて、なら、肝心のミニモニはどないなっとるねん！」と疑問をお持ちのアナタ、あせらずお待ちください。保田がVoトラックの2チャンネルめ（実際は10チャンネル）に配置されてるのは、某巨大掲示板と関連して「ブラックホール」の暗喩でしょうか。
新垣は、「眉毛ビーム」やら「お豆さん」やら、なにかといじられる為、MCも多く、思いきって右端に配置したのだと思います。VUメーターがLED式であった為に、各メンバーの発声具合も良くわかりました。矢口、飯田、吉澤はLEDが常時ビンビン上がっていました。イメージ通りにミキシングしていますね。
びっくりしたのは、案外石川のLEDが上がっていること。ただ、自分でも経験ありますが、石川のようなハイ上がりの声と吉澤のようなローが出ている声を中心にミキシングを行うと、非常にヌケが良い音像を構成しやすいです。後期YMOで、高橋幸宏（6kHzあたりに特徴がある）と細野晴臣（1.6kHzあたりが張り出してる）のコーラスパートが妙に納まり良いのと同じ理屈です。
・・・ただし、石川はいきなりLEDが下がりっぱなしになる時がありますが、まぁ、きっとみなさん御想像通りの事だと思います。
反対に、小川は常にほとんどLEDが点灯していませんでした。なんだか不憫です。5期メンは全般的にLEDの上がりが低く、ソロパート以外の時の安倍と保田が、いまいちLEDが上がっていなかったので（ソロパートの時は振り切れんばかりに上がる）、12本のVUメーターは、全体で、ちょうど山のような形を描いていました。きっと6期メンがはいると、右側のLEDは一本だけビンビンに触れるんだろうな。
