テクノポップ/80年代のテクノポップ

帰ってきた80's~Part 4 80年代サントラ・リメイク大会

サントラの帝王として知られるジョルジオ・モロダー作品を中心に、『Flashdance』から始まる80年代サントラ・リメイクの世界をオリジナルと共にお楽しみください。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

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今回は、カヴァー&トリビュートにやたら強い友人、サトルさんの協力の下、80年代サントラ・リメイク特集です。

ジェニファー・ビールスの出世作となった映画『Flashdance』は、日本でも大はやりしました。今でも、水をぶっかけられるシーンが脳裏に焼きついています。ジョルジオ・モロダーがプロデュースしたサントラ『Flashdance』(1983年)からのアイリーン・キャラの『What A Feeling』やマイケル・センベロの『Maniac』がメガ・ヒットしました。最近、エレクトロ・ディスコ的に再評価されているモロダーですが、サントラの帝王であることも忘れてはなりません。

アイリーン・キャラは、アルバム『What a Feelin'』(1983年)もリリースしています。ちょっとセクシー・ジャケです。日本では、麻倉未稀が清水信之の編曲で『What A Feeling~フラッシュダンス』(1983年)としてカヴァーしていました。堀ちえみが「のろまな亀」として好演した大映系TVドラマ「スチュワーデス物語」の主題歌です。

前回紹介しました80年代リメイク専門のDJ BOBOは、オリジナルも歌ったアイリーン・キャラをフィーチャーしてシングル『What A Feeling』(2001年)をリリース。

オーストラリアのE-Motionというユニットもアイリーン・キャラをフィーチャーして『Flashdance 2001』(2001年)としてリリース。『What A Feeling』と共に20年近く歩んできたアイーリン・キャラ、泣けます。

せっかくですから、マイケル・センベロのソロ・アルバム『Bossa Nova Hotel(マニアック)』(1983年)も紹介しておきます。ジャケだけ見るとゲイ・テイストが漂います。恐怖の一発屋的イメージが強いですが、元々スティーヴィー・ワンダーのバックをやっていたセッション・マンとして慣らした実力派です。2002年に4作目アルバムを出して、現在も活動中。
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