テクノポップ/アーティストインタヴュー

いまさらイスラエル~第4版(2ページ目)

札幌で80年代から活動する伝説のポエトリー・テクノポップ・バンド、いまさらイスラエル。怒涛のリリース第3弾『Jose in Paris, Jose in the desert』では、摩訶不思議な世界がニッキ・ニャッキ・ニョッキ。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Tres Sympathetique E.P.

前回のインタヴューで宣言どおり、いまさらイスラエルは怒涛のリリース。10月21日には、6ヴァージョン収録のシングル『Tres Sympathetique E.P.』をドロップ。

01. Original Mix
02. Keyboard Mix
03. African Shell Mix
04. Eriko’s Stanway Solo
05. Duet Mix
06. Karaoke!


いまさらイスラエル、三島さんへのインタヴュー第3回

――今回は、良い意味で裏切られました。ジャケを見て、何かありそうだと。「いまさらイスラエル」が「Imasara Israel」になっているし。

毎回ご注目頂き、ありがとうございます。音楽に大切なのはリスナーとの出会い、或いはリスナーを作ることだと痛感します。新しい出会いに期待しているのです。

――タイトルはフランス語? 英語にすると、「Very Sympathetic」ですかね?

そうですね。私なりの訳では、「Very Friendly」ですね。やはりそういう世代ですね。

――今までのいまさらイスラエルがおしゃれでなかったという訳ではありませんが、『Tres Sympathetique E.P.』はヨーロッパの香りもするおしゃれな内容・・・それも確信犯と思えるほど。

ありがとうございます。路線的には99年にC班で制作した「Candy, Candy, Candy Love」の続きですね。札幌にも素敵なカフェがたくさんありますからね。「桜ムーン」とか「森彦さん」とか。ん?やはり「電気食堂」を外せませんね。「パリのヨーゼ、砂漠のヨーゼ」へ続く予定です。

――札幌のおしゃれカフェにも行ってみたいです。実は、最近僕自身がかなりそちらの方向へ行っているんですが、ポップトロニカ~インディートロニカと呼べる内容ですね。ミックスによっては、特に「Duet Mix」なんか、クラブ対応?

そのつもりですね。12インチのアナログ盤を作る計画です。プレシャスホールで聴いてみたいですね。あと、ヒップホップのイベントにも結構行ってるんです。明らかに新しいですね。それから、ジャズ、ソウル系、オルガンバー系といった方がいいのかな? やはりクラブは面白いですね。

――三島さんご自身は、エレクトロニカ系などもお好きなのでしょうか?

そうですね。新しいCDは色々聴いてます。札幌にも高名なDJが随分やってきます。ジェフ・ミルズもデリック・メイも毎年来てますね。最近でいえば、Neo Logic とかかな、いいですね。

――これはいまさらイスラエルの弥生班との説明が前のインタヴューでありましたが、ヴォーカルが嶋田弥生さんだからですよね。PVの彼女が弥生さん? このおしゃれな作風が弥生班なの方向性なのでしょうか?

そうですね。アルバム「弥生の水とオレンジの夜明け」はもう編集するだけなんですが、歌詞が全部日本語なので、EPとは少し違うかもしれません。でも弥生さんの清潔感溢れる素敵な存在感が中心なのは同じですね。そういうセンスと世界観なのです。PVに登場しているのは、ベースのサロンちゃんです。彼らは、非常に優しいヘルプメイトですね。そういう人たちの存在が非常に重要なのです。

なお、Studio Xcultにて新しく発掘された「Green」のライヴ映像(アルバム『Tapies Beatiful』より)が見れます。New Orderの香りがほんわかします。

「いまさらイスラエル・インタヴュー第2回」(2004年7月5日掲載)へと続く。
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