テクノポップ/80年代のテクノポップ

帰ってきた80's~Part 1 80年代オムニバス・ブーム!

80年代リヴィヴァルをさまざまな角度から検証していきます。ビギナーからマニアまで楽しめる80年代オムニバス・アルバム特集から始めます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

amazon.co.jpにあるCDは、ジャケ写からリンクできます。
(amazon.co.jpにない場合、海外のamazonや他の通販サイトへ)

現在、80年代ヒット曲を集めたオムニバス・アルバムが大人気です。

僕の優れたオムニバスの定義は、以下です。
◆明白な購入ターゲット(ビギナー、マニア、レアものコレクターなど)
◆斬新な企画テーマ(ここでつまづいているオムニバスが多い)
◆テーマにしたがって厳選されたトラック(レーベル枠による制限などを乗り越える)
◆CDの容量最大限に使用(ノーマル・エディットなら18曲程度)
◆手抜きのないジャケ、ライナーノーツ(これもいい加減なのが多い)

懐かしの80年代ヒット曲が聴きたい貴方には...

『ザ・エイティーズ』(2002 年)は、見事オリコン・アルバム・チャート2位を記録。a-haの『Take On Me』に始まる全39曲2枚組みCDには、当時のMTV系ヒット曲がぎっちり詰まっています。ワーナーと東芝EMIがヒット曲を抱えるレーベルであった事も実感できます。エレポップ&ニューロマ系全盛のよき時代です。

ソニーも負けてなるものかと『POP-UP 80's』(2002年)をリリースしています。一部選曲がべたすぎるのですが、G.I.Orangeの『サイキック・マジック』などの日本だけの一発屋も収録されています。以前、『復刻企画サイト案内』で書きましたようにG.I.Orangeのアルバムはリリース不可となっていたのですが、事情が変わったのでしょうか?

『Replay~Brand New '80s』(2002 年)は、一足先にユニバーサルからリリースされたメジャーな80年代ヒット曲集。a-haの『Take On Me』は、80年代オムニバスの定番ですが、こちらにも。Tony Mansfieldがプロデュースした幻の『Take On Me』ヴァージョンを誰か入れてくれ!

そんな、ちまちまとしたの嫌だ、膨大なる80年代集が欲しい方には...

Rhinoからリリースされたボックス・セット『Like, Omigod! The '80s Pop Culture Box』(2002年)は究極の80年代集。7枚のCDに合計142曲! Devoの『Whip It!』に始まる80年代を全身で浴びてください。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます