セクシー・ジャケの金字塔と呼ばれるアルバム『Country Life』(1974年)です。モデルは、エヴァリン・シーリング(左)と彼女の恋人の妹であるコンスタンス・ランタマン(右)。コンスタンスはニューハーフというデマも流れました。この手のものに対して保守的なアメリカでは、バックの森だけのジャケになった時期もある。
活動休止前の最後のアルバム『Siren』(1975年)では、当時フェリーの恋人だったスーパーモデル元祖、ジェリー・ホールを起用。後にホールは、ミック・ジャガーの妻となるが、離婚。
策士マルコム・マクラーレンの仕業です。Roxy Musicの『Country Life』の話題と成功が頭にあったのでは? ジャングルビートで連打したBow Wow Wowのアルバム『See Jungle! See Jungle! Go Join Your Gang, Yeah! City All Over! Go Ape Crazy! (ジャングルでファンファンファン)』(1981年)のオリジナル・ジャケです。フランス印象派のマネの『草上の昼食』の真似なんですが、よくこんなそっくりな背景場面を探せたものです。
こちらは、『See Jungle! See Jungle! Go Join Your Gang, Yeah! City All Over! Go Ape Crazy!』の現在のアメリカ盤ジャケです。オリジナルは未だにアメリカでは解禁されていないのでしょうか? 発売当時もこれと違う別のジャケでした。