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J-POP研究~Part 7 娘。になれなかった娘たち(2ページ目)

別にLOVEオーディションに惜しくも落選した娘たちのことではありません。モー娘。以降のハロプロ系とその他の娘系ユニットについてです。全部で13ニット(派生ユニット含まず)。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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つんく♂の凄い所は、これで辞めない。自らD級とも呼べる人たちをプロデュースしてしまう事です。悪貨は良貨を駆逐する事なんて恐れません。

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ワンギャル
一応、zetimaですね。TBS系ヴァラエティ番組『ワンダフル』からデビューした合計16人。『ヒロイン!~その他大勢なんかじゃない~』という結構自虐的なタイトルのシングル。


クッチコミ
日本テレビ系AX MUSIC FACTORY『つんくちゃん。』から生まれたセクシー系5人組(小幡茜、中山亜紀、金子恵里、篠崎ゆり、川島沙耶佳)。インディー系つんくちゃん。レーベルからファースト・シングル『口コミLOVE』をリリース。カップリングの『純情120%』はメンバーのおしゃべりでかなり辛いです。外資系レコード店に行くと本当にインディーズのコーナーに置いてある。「打倒モー娘。、紅白出場目標」と大胆な発言も。


デカモニ。
こちらも『つんくちゃん。』から生まれたと言うか、ほとんどヤケクソの元オリンピック代表バレーボール選手である大林素子のひとりユニット。困りもんです。シングル『大きな私の小さな恋』には、『デカモニ。ジャンケンぴょん』がカップリング。

資本主義の原則として、大ヒット商品(モー娘。)が生まれると、それに追従する商品が現れます。明らかにモー娘。を意識したユニットもありますが、単なる時代の空気または偶然もあるかもしれません。

チェキッ娘
「ちぇきっこ」と読むみたいです。フジテレビ系の番組『DAIBAッテキ!!』から生まれた現在のモー娘。よりも多い19名の娘たちからなるユニット。99年の10月に『Best Memories』という2枚組記念コンピレーションが出ているので、この時点で過去のものとして扱われています。

派生ユニットのコンセプトも具現化しており、NEOかしまし娘、NEOちゃっきり娘(『ピンクのチェリー』は「フーフー」という掛け声のもとBCRの『サタデイ・ナイト』を彷彿とさせます)、chee’s(チェキッ娘解散後も活動したバンド系)、リトルマーメイド、M@M(わりとクラブ系)、プー、METAMO(チェキッ娘解散後も活動したクラブ系ですが、最近活動停止した模様)等としても活動。ソロ活動したメンバーも居ます。R・K、土橋安騎夫(元レベッカ)、D・A・I(Do As Infinity)、亀田誠治(椎名林檎仕事)、中原めいこ、さいとうみわこ(元タンゴヨーロッパ)、ROLLY、aiko、ホンダレディ(METAMO担当)等の豪華作詞・作曲・編曲陣のサポートを受けて、幅広いジャンルのアイドル歌謡として楽曲的にも楽しめます。フジテレビと言えど、おニャン子クラブの再現とはならなかったようで。
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