ある日、ジェットプールから彼女達のサイト「月刊ジェットプール」のリンク自薦があった。それから間もなくして、2001年7月25日にリリースされた彼女達のニューアルバム『JET POOL CLUB RE-MIX~ちょ~グルーブ盤』が家に突然送られてきた(いや、住所教えてからだから、突然じゃないか)。それ以来、僕はジェッパー(彼女達によるとジェットプールのファン)になりました。ということで、お笑いコンビ(失礼)、ジェットプールのENJUさん(ヴォーカル:左の水色ウィッグ)とMIWAさん(シンセサイザー、ヴォーカル:右のピンク色ウィッグ)に爆笑インタヴューをさせて頂きました。【 】内は私のコメントです。
――95年にプールという名前で活動を始めて、苦節6年にて全国発売CD『JET POOL CLUB RE-MIX~ちょ~グルーブ盤』がリリースされましたね。まるで、テクノポップ界のこまどり姉妹(苦労していたか知らないですが、これしか思いつかなかったので)のような苦労をいろいろされたと聞いております。悲惨な話をぜひ、披露してください(のっけから失礼なインタヴュアー)。
ENJU――悲惨な話、略してヒサバナ…の前に、ソルティ・ドッグ頼んでもいいですか?(はい、どうぞ) 喉を潤さないと、語れん!って感じです(笑)。そうですね……、多方面からのナチス並みの迫害に、八方塞がりの氷河期が長かった気がします。「ROCKじゃないからダメ」「2人だからダメ」、しまいには「GUITARが居ないからダメ」と言われた時には、さすがに臨戦体勢になり、MIWAに羽折り固め……もとい、羽交い締めにされましたね。
でも一番やるせなかったのは、お仲間ジャンルの方々に、音すら聞いて頂けず「無名だから……」と、やんわり拒絶された時ですかね。なんかねぇ~、トホホって感じだった。喧嘩するワケにもいかないしね(笑)。
MIWA――お客さんが0人なんて言うのは、武勇伝になっちゃうのかしら(笑)? あと、どうも仲間はずれにされたりするんですよねぇ。今もですけどネ(笑)。
【涙ぐましいです。これこそ、ロック魂!】
――お二人ともお笑い系も大好きで、かつ「月刊ジェットプール」でもかなり笑いを取ることに走っているような気がします。バンドをやめてお笑いユニットに転向することも真剣に考えられていたのでしょうか?
ENJU――それはぁ~、ないですね。「面白い」って言われる事はあるけど、そんなに意識してないです。言われれば、嬉しいですけどね。ENJU的に『笑い』は勿論大好きですが、同時にリスペクトしてやまない物であるが故、転向とか、考えられないですね。
MIWA――別にウケようと言う気はないんですけどねぇ……(笑)。「笑いの意識」はなくて「遊びの意識」はあるんですけどネ。う~ん……私達は笑いを提供する能力はないみたいです。
【やっぱり、かなり失礼な質問したと後悔】