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A Personal Artists Guide “The Roots Of B ! ” パブリック・エネミー(2ページ目)

東海岸のストリートが生んだ危険なリリシスト集団、パブリック・エネミー。まさに「公共の敵」と名づけるそのグループの謎に密着。第15回 [パブリック・エネミー]

執筆者:田中 徹夫


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<My Favorite Album>
〇『 IT TAKES A NATION OF MILLIONS TO HOLD US BACK 』
='88年制作。記念すべきデビュー作『YO!BUM RUSH THE SHOW』の大成功後シーン全てが大注目する中でリリースされた2ndアルバム。1stの成功からか彼らの自信と誇りがみなぎる熱い作品。その熱さは“Bring The Noise”や“Don’t Believe The Hype”などの大ヒット曲を生み出す原動力ともなった。


〇『 FEAR OF A BLACK PLANET 』
='90年制作。映画『DO THE RIGHT THING』の主題歌となった“Fight The Power”を収録したアルバム。硬派なメッセージも然ることながらボム・スクワッドのハードかつノイジーなサウンドが絶頂期に達した気合の入った1枚。死ぬまで聴き続けられる(?)、決して飽きない大傑作。




<おまけ>

〇その一
=ランDMCの時は“アディダス・ブーマー”になった事をお話しましたが、PEの時にはフレイヴァー・フレイヴに見習い首から時計をぶら下げるファッションを取り入れていたガイド。で、またその格好のままでコンビニでバイトしてました(笑)。今考えるともの凄く恥ずかしいね…。

〇その二
=コラムに記録したトピックスに関しては、PEが全盛期を極めた90年位までの話であり、プロフェッサー・グリフの反ユダヤ発言(89年)及びフレイヴァー・フレイヴの数々の刑事事件(91~93年にかけての女性への虐待事件や殺人未遂容疑など)を境に失速を余儀なくされ94年のアルバム『Muse Sick-N-Hour Mess Age』を最後に活動休止状態に陥り、それから約4年後の98年スパイク・リーの映画『HE GOT GAME』のサントラにてシーンに復活するも、もはや昔のタフさは無くなっているのが現状であるので、リスペクトしているのは現状のPEではなく全盛期までのPEだと言う事を付け加えておきます。

〇その三
=↑というのも、確か98年だったと思いますが、お台場で開催された夏のヒップ・ホップ・イベントにPEが参加すると言う事で血眼になってチケットを確保し観に行ったのはいいが、フレイヴァー・フレイヴが「パスポートを忘れた」という意味不明な理由でブッチして挙句の果てに最悪のステージを見せられたから…なのです。あまりに腹が立って結局途中でステージを後にしてしまった…。
あんなに気合の入っていた彼らの姿は今は何処?

○その四
='02,7月には最新作『レヴォルヴァルーション』がドロップされましたが、PEヒストリー全部を知りたい方、初期作品と比べるのもおもしろいかも!?


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