Soul・R&B・HIP-HOP/Soul・R&B・HIP-HOP関連情報

『 おすすめリンク集 』編 サイトマップ(1)(5ページ目)

ポータルサイトAll About Japan [Soul・R&B・HIP-HOP]のコンテンツ・インフォメーション。『 おすすめリンク集 』編=各コンテンツの説明。

執筆者:田中 徹夫


コンテンツ名コンテンツ/カテゴリー説明
D.ヒップホップ 1970年代後半、NYブロンクスに移り住んだジャマイカ移民のDJクールハークが提唱する?ブレーク・ビーツ思想?が黒人居住区で日々開かれているブロック・パーティーを媒介として広まった事が発祥とされる音楽ジャンル。

 その後、その方法論はアフリカ・バンバータやシュガーヒル・ギャングなどの商業的成功を受け成長/拡大し、約二十数年の歳月を経て現在のスタイルに辿り付いた。

 ちなみにヒップホップとは、チャックD(パブリック・エネミー)曰く「アフロ・アメリカンが創造した文化そのものだ。それは音楽だけに限定されるものではなく、絵画、舞踏、文学などいろいろだ」の言葉に表わされるように?ブラック・カルチャー?全体を称して使われるのが本意であり、<DJ><MC(ラップ)><ダンス><アート>の四つの要素で構成されていると言われている。

 尚、現在の音楽シーンにおいて<ヒップホップ>と称されるモノは?ラップ・ミュージック?を示している事が大半である。
イースト・コースト(東海岸) NYを中心とするアメリカ東海岸沿いのヒップホップ・スタイル。

 その創始者DJクール・ハークやアフリカ・バンバータ、クランドマスター・フラッシュ、LLクールJ、KRS-ONE等まさにルーツ・アーティストの活動拠点がこのイースト・コーストである。
 ヒップホップ発祥の地であることは勿論のこと、ブレイク・ビーツ、サンプリング、ループ、ライミングetcといったヒップホップに必要な基礎のスキルが完成したのもこの地にてである。

 その特徴は、発祥当時の70年代後半はブロック・パーティーを盛り上げるためのダンス・ミュージックとしての役割、80年代になるとブラック・ナショナリズムを高揚させ社会運動や政治活動などを誘発する硬派なメッセージを持つリリックスとジャズやR&Bといった正統的黒人音楽のブレイク・ビーツやフックを引用するハード・コア路線スタイルにあった。その後、90年代初頭のデ・ラ・ソウルやジャングル・ブラザーズをメンバーとするネイティブ・タン一派の登場から始まったニュー・スクール・ムーブメントが醸した楽しけりゃ何でも有り路線や、ウータン・クラン出現(93年)に代表されるハードコア路線再燃、90年中期のバッド・ボーイ・レーベルの大ネタ使いのポップ路線、及び90年後期には西海岸流ギャングスタ・ラップ的なアプローチをするアーティストも登場し、2000年以降においては地域性を特徴付けるサウンドの統一はほぼ見当らない状態にある。
ウエスト・コースト(西海岸) LAを中心とするアメリカ西海岸沿いのヒップホップ・スタイル。

 東海岸から生まれアメリカ全土にその勢力を伸ばしてきたヒップホップの状況を受け80年代に入りワールド・クラス・レッキン・クルーやアイスーTらが基盤を作った西海岸ヒップホップは、87年NWAの登場そして92年のDR.ドレのソロ・デビュー及び爆発的なブレイクにより東海岸をも凌駕しヒップホップの歴史をも塗り変える程のステイタスを獲得した。

 その特徴は、発祥当時は黒人のアイデンティティー獲得といったポジティブなメッセージ性を含むハードコアなものにあったが、次第にマネー/ドラッグ/セックス/バイオレンス等ストリートのB-ボーイのリアルな欲求を反映するリリックスに象徴されるギャングスタ・スタイルに移行していった。
 またそれらのサウンド・スタイルは、黒人特有のグルーヴを有するファンク・ミュージックを基調としたパーティー・グルーヴが主流を成す。

 ちなみに西海岸の代表アーティストであるDR.ドレが提唱するサウンド・スタイル?G-ファンク?が、西海岸の代表的サウンドとされている。
  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 11
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます