『 おすすめリンク集 』編　サイトマップ(1)(4ページ目)

　80年代から始まった70's USアーティストへの再評価/掘り起こしといったレア・グルーヴ・ムーヴメント、及び90年代初頭のグランド・ビートの台頭、アシッド・ジャズ・ムーヴメント、フリー・ソウル趣向、そして2000年の2ステップの登場...と時代と共にそのカタチを変貌させてきたUS R&Bシーンを意識しながらもUKオリジナルの発展を遂げたサウンド・ジャンルの事。

　現在ではクレイグ・デイヴィッドを筆頭にUSシーンにても十分に活躍する事の出来る逸材が輩出され得る状況までに到っている。

　尚、本コンテンツに関しては検索のイージーさを考慮する点から他のヨーロッパ諸国のソウル/R&Bも所属/分類させる事とする。

（関連アーティスト）ソウル?ソウル/ブラン・ニュー・ヘヴィーズ/D-インフルエンス/シャーデー/etc

　USブラック・ミュージックをベースに日本独自に発展してきた音楽ジャンル。

　古くはレイ・チャールズを敬愛する和田アキ子を筆頭に、柳ジョージ、上田正樹など自他共に認知するルーツが明確化していた事から＜和製R&B＞と称するに相応しい状況でもあったが、86年の久保田利伸のデビュー/ブレイクを契機にJ-POPメインストリームでも同様なアプローチをするアーティストが輩出され始め、90年代後期MISIA及び宇多田ヒカルの登場を皮切りに爆発的な数で量産されるに至ってはアーティスト・製作側もそのルーツを曖昧なままニュアンスだけを踏襲するようなスタンスも生まれ、その語意は本来の意味からはかけ離れ益々曖昧なものとなってきているような状態も見受けられる。

　2000年以降言われるJ-R&Bとは、一部を除いて‘ブラック・ミュージックをルーツに’というよりはメインストリームJ-POPヒストリーの中から生まれ/解釈された音楽（つまりは久保田利伸世代のネクスト・ジェネレーション）として日本独自に成長を遂げるサウンド・スタイルのことであり、‘R&B’とはあくまでもそのニュアンスを表わすキーワードと解釈したほうが間違いがないようだ。

　ちなみに‘J-R&B’という言葉が一般に定着したのは98年のMISIA及び宇多田ヒカルの出現以降から。

（関連アーティスト）MISIA/宇多田ヒカル/嶋野百恵/DOUBLE/平井堅/ゴスペラーズ etc