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今再び、オールディーズをCDで

ロック、ポップスの源流ともいえるオールディーズ。CDで復刻された名盤もあるし、コンピレーション盤なども数多く発売されている。今再びオールディーズにひたってみるのも面白い。

執筆者:田澤 仁

音楽には、その音楽が生まれた時代ごとに独特の魅力がある。とくに50年代から60年代にかけてのポピュラーミュージックでは、数多くのヒットソングが生み出された。これはオールディーズと呼ばれていて、アメリカを中心に、70年代以降一貫して人気を保っているジャンルのひとつとなっている。もちろん日本でも根強い人気があるジャンルだ。今回は、オールディーズの代表的なアーティストや、今CDで入手できるオススメのアルバムを紹介する。

■あの時代ならではの素晴らしさ、オールディーズ(1ページ)
オールディーズ入門に最適なコンピレーション盤(2ページ)
キング・オブ・ロックンロール エルヴィス・プレスリー(3ページ)
ロックンロールの元祖、チャックベリー(4ページ)
日本にエレキブームを巻き起こしたザ・ベンチャーズ(5ページ)

あの時代ならではの素晴らしさ、オールディーズ


オールディーズというと、単に昔の音楽、古い音楽だという認識しかない若いリスナーもいるかもしれないが、今のポップスやロックにも大きな影響を与えている。というより、オールディーズは現在のポップスやロックの源流となった音楽なのだ。

50年代のポピュラーミュージックといえばジャズが主流で、そこに様々なジャンルの音楽が取り入れられ、ポップスやロックの原点となる曲やアーティストが生まれてきた。それがちょうど、今で言うオールディーズの時代なのだ。演奏や録音の技術は21世紀の今と比べればはるかにつたないものなのだが、あの時代の名曲は今聴いてもやはり素晴らしい。その時代にしか出せない音のよさというものを実感してしまうのだ。

だから、もちろん若いリスナーにもぜひ聴いてみてもらいたいのだが、むしろ50年代、60年代に青春時代を過ごした、いわばリアルタイム派の世代にも、再びオールディーズを味わってもらいたい。音楽を聴けば、頭の中はその時代にタイムスリップする。オールディーズを聴くことで、青春時代の感動を再び味わえるに違いないのだ。

次のページで、オールディーズ入門に最適なコンピレーション盤を紹介します。
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