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東京来襲!スキマノザラシ(4ページ目)

スキマノザラシの素晴らしいLIVEパフォーマンスが東京で見られるという事が“特別な事”では無くなりつつある今日この頃。今回は、その部分を強力にバックアップする男、曼荼羅株式会社 藤崎博治氏に話を聞いた。

執筆者:常木 晴亮

僕らはいつまで経ってもアンチ。迎合はしない、絶対に

ガイド:
DOLL No.259
DOLL 2009年3月号
"SUPER ROCK MAGAZINE" DOLLは1980年創刊の音楽誌。通巻259号となるこの号でも藤崎博治インタビューが読めます
「東京来襲!スキマノザラシ」っていう記事の趣旨から少し離れるかもしれないんですけど、ひとつ藤崎さんにお訊きしたいことがあるんです。

12月の騒音寺 渋谷 QUATTRO LIVEを見て不思議に思った事があって。あそこに来てたお客さん全員が、騒音寺が普段出ているQueやred clothに来たらチケットは売り切れて、入れない人で溢れる訳じゃないですか。でも実際はそうならないですよね。その差分の数百人はどこに行っちゃったんだろうって。

その人達はもしかしたら、LIVEハウスは敷居が高い、怖いと思っているんじゃないかと思ったんです。僕がCDショップにいたときも街のCD屋には入れるけど、渋谷タワレコみたいな超大型専門店には入りにくいっていう層は少なからずいたし。その辺はどう思われますか?

藤崎:
LIVEハウスが怖い……元々そういうところですからね、それでいいと思う。制服着た女子高生が気軽に入ってこれるような場所じゃないんですよ。有る時期からLIVEハウスが変に市民権持ったでしょ、あの辺りからつまらなくなってしまった。

何かを欲してる、何かに飢えている、そういう人間が集まってくる場所だから敷居が高くて当然なんです。そこを乗り越えた人間だけが、もっと楽しい世界を知れる訳ですから。

目線をね、下に合わせすぎ。業界も世の中も。ここ(GB)の入り口も入りにくいでしょ?これだってね、こじゃれてプチセレブみたいなこの界隈にケンカ売ったろうって思ってやったことなんです。僕らはいつまで経ってもアンチなんです。

ガイド:
ありがとうございました。すっごく面白かったです!「怖い所じゃないからおいでおいで!」みたいな、迎合的な言葉が返ってくると思ってたんで。

藤崎:
迎合はしない、絶対に。迎合は、してしまったら終わりなんです。

■ 2009年2月20日 吉祥寺 ROCK JOINT GBにて
「ロックの塊」終了後に


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