アサヒビール「アサヒ本生アクアブルー」のCMソングは「JODY」
山下達郎 『BIG WAVE』 このジャケットは部屋に飾りたいと思う方も多いのでは?でかジャケ化したら売れるかも。いかがですか、WARNER様。 |
空と海のブルーにビールのイエローが映えるアサヒビール「アサヒ本生アクアブルー」のCM。ここでドラムのブレイクも鮮やかに使われているのが山下達郎の「JODY」という曲。アルバム 『メロディーズ』 収録「悲しみのJODY」の英語ヴァージョンです。
「JODY」を収録したアルバム『BIG WAVE』は1984年発売。ウォルター・マルコネリー監督の同名映画のサントラ盤で収録曲の1/3がビーチボーイズのカヴァー、それもマニアックな選曲になっている、という理由で達郎作品の中では比較的地味な扱いを受けてきた1枚です。
しかしビーチボーイズも 『Pet Sounds』 の様な内省的作品の方が評価されるようになった00年代なら本作も違って響くのですから、音楽というものは不思議なもので御座います。
日曜午後のひとときに、サーフィン映画で青春追体験!
『BIG WAVE』 DVDのみ収録の「YOUR EYES」アカペラ・ヴァージョンや、映像特典「山下達郎による曲目解説(字幕)」にも注目したい。 |
この映画が公開された1984年当時、日本は何度目かのサーフィンブームの真っ只中。当時はサーフィンそのものよりもいわゆる「サーファー・ルック」の方が流行のメインストリームでした。
ファッション雑誌等では 『ビッグ・ウェンズデー』 や 『エンドレス・サマー』 (当時は『終りなき夏』という邦題で呼ばれていた)といったサーフィン映画の名作と、ブームに乗った駄作の数々とが同じラインで紹介されたりして、青春映画=サーフィン映画という図式が出来ていた気がします。
PUNK/NEW WAVEの洗礼を受け、サーファーやクリスタル族は「敵」だったガイドにさえこれだけ情報がインプットされているのですから、結構大きなムーブメントだったのでしょう。日曜午後のひととき、そんな時代を想いつつの映画鑑賞も、なかなかオツなものではないでしょうか。
【All About内関連リンク/記事】
- All About WEEKENDER
- All About J-POP きいてよ 「素敵なメロディー」 ~SUGAR BABE
ソロ・デビュー前の山下達郎が在籍したグループSUGAR BABE。唯一のアルバム『SONGS』発売の時点で達郎さんはなんと22歳!本ガイドサイトのオープン記事です。
- 山下達郎オフィシャルサイト
スマイルカンパニーによるオフィシャル・サイト。NEWS、ディスコグラフィー、TOKYO FM『山下達郎サンデー・ソングブック』プレイリスト等。ファンクラブ通販CDを会員でなくても買う事が出来ます。 - thebeachboys.com
The Beach Boysのオフィシャル・サイト。ほとんど全てのタイトルが試聴出来る「DISCOGRAPHY」ページが便利です。(英語) - アサヒビール
LIVEホールへの協賛やTV番組『情熱大陸』の提供等、音楽フレンドリーな総合酒類/飲料メーカー、アサヒビールのウェブ・サイト。商品情報やキャンペーン・イベント情報等。「お酒と食を楽しむ」のページには音楽特集も有ります。CMは「CM情報」※でチェック出来ます。
※アサヒビールトップ > ファン!アサヒ > CM情報
墨田区吾妻橋にある本部ビルは泡のあふれるビールジョッキをイメージ、隣のスーパードライホール屋上、F.スタルクによる金の□□□(答:炎)も有名です。
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