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インナーゲーム オブ ジャズ Part1

30年前に一大センセーションを巻き起こし、今また「コーチングブーム」の中で再評価が始まっている「インナーゲーム」理論。話題の理論をジャズ演奏に活用!

執筆者:鳥居 直介

ジャズ演奏に生かす「インナーゲームの考え方」

新インナーゲーム 心で勝つ! 集中の科学
新インナーゲーム 心で勝つ! 集中の科学
ガルウェイ著、後藤新弥訳、日刊スポーツ新社、2000年。インナーゲームとは、心と体の連係を考察しながら、自分自身の内側を引き出すための発想法。「集中力」にスポットを当て、分かりやすく画期的な方法でメカニズムを説明する。76年刊「インナーゲーム」の改訂版。
基礎練習を重ね、スタンダード曲を暗譜し、過去の名演をコピーする。フレーズ集を繰り返し練習し、難しい音楽理論を学ぶ。

しかし、そうした努力もむなしく、セッションやライブで思うような演奏ができなかったという経験を持たないミュージシャンはいないだろう。「ちくしょう、またやっちまった。何で俺の指はこんなに思うように動かないんだ」と。

ここに一冊の本がある。『新インナーゲーム 心で勝つ! 集中の科学』(ガルウェイ著、後藤新弥訳、日刊スポーツ新社、2000年)。テニスにおける心理的な問題を扱った本書で展開されている心と身体の問題は、ジャズ演奏者にとっても多いに参考になるものだ。

論理的かつ、具体的な心身論である「インナーゲーム」の考え方を、あなたの演奏、練習に取り入れてみてはいかがだろうか?

次ページから「インナーゲーム的ジャズ演奏」を考える!


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