ミュージシャンの熱気を間近で感じることができるのはライブハウスならでは。芸術の秋、ライブハウスデビューといきませんか? (京都blue note より) 10月、今年も「芸術の秋」到来ですね。美術館に出かけるのもいいでしょうし、コンサートに出かけるのもよいでしょう。 ジャズガイドサイトではライブハウスでのジャズ鑑賞をご提案します。実力あるミュージシャンの演奏を間近で体感できるライブハウスには、コンサートホールとはまた違った感動があります。これまで縁がなかった皆さんも、ぜひ一度足を運んでみてください。 ライブハウスは敷居が高い? 以前友人をジャズライブハウスに連れて行った時のこと。「すごくよかった。自分1人だったら絶対にいかなかったよ、ありがとう」と言われました。ライブに感動してくれたことは嬉しかったのですが、一方で「ライブハウスにジャズを聴きに行くこと」って、結構敷居が高いんだなあ、と実感。 ライブハウスの敷居の高さの理由は、もちろん人それぞれ。しかし、一般的には以下のように整理できるでしょう。 1.そもそもライブハウスに行ったことがないので、怖い 2.どんな演奏をしているのかわからない。外れたら嫌だ 3.スケジュールを見ても知らないミュージシャンばかりで見当がつかない 4.店の雰囲気・客層がわからない 5.行って満席だったら嫌だけど、予約するほどのモチベーションがない どれもごもっとも。それでは、1つひとつにお答えしていきましょう。 まず1.については、何とかその1歩を踏み出してもらうしかありませんね(笑)。この記事がその助けになればと思います。 2.3.もよく聞かれるご意見。逆に言えば、これは普段ライブハウスに通っている私とてもそれほど状況は変わりません。ただ、後で述べるように、一度通い始めるとこの障壁はかなり低くなると私は思っています。 4.は初めてのお店に行く時は誰しも感じることですよね。最近はライブハウスもホームページのあるところが増えました。ちょうどレストランを選ぶような感覚で、行く前にお店の雰囲気をチェックしておくのがよいでしょう。それともう1つ。近頃はいわゆる「ジャズマニア以外お断り!」というお店は滅多にありませんのでご安心を。どこも、実際に行ってみると精一杯門戸を広げようという努力がなされており、思いの外オープンな雰囲気のお店が多いです。 5.は、ジャズ以外のライブ鑑賞の感覚ですね。幸か不幸か、ジャズの場合、ライブハウスで行われるライブが予約完売ということは滅多にありません。ただ、よい席やテーブル席が埋まってしまうことはしばしばありますので、ゆったりと鑑賞したい方は予約したほうが無難でしょう。また、テレビ・ラジオに顔を出すような有名ミュージシャンが出演する場合は要注意です。 →次ページは、いよいよライブハウスデビュー。お店選びのポイントからマナーまで、6箇条にまとめました!123次のページへ