ジャズ/ジャズ関連情報

フリージャズの世界(2ページ目)

少しも怖がることはありません。フリージャズも演歌も同じ音楽です。少し表現の仕方が違うだけ。今回はフリージャズの世界を紹介します。

執筆者:佐久間 啓輔

セシル・テイラー(ピアノ)

セシル・テイラーが超人的なのはズバリ、スピード。天性のバネを駆使し、静と動のコントラストを鮮明に浮きたたせます。この人のピアノはフリージャズという言葉より、「前衛」という言葉がしっくりきますね。現代音楽を感じさせるインプロヴィゼーションが特徴的なソロピアノがお勧めです!

 

アルバート・アイラー(サックス)

スピリチュアルなテナーには違いありませんが、どこか牧歌的で親しみを感じさせてくれるフリージャズです。オーネット・コールマンを彷彿とさせる浮遊感を漂わせています。謎めいた経歴が、この人の音楽をまた奥深いものに感じさせてくれます。

 

サン・ラ(ピアノ)

どっかの星からやってきたと言うサン・ラは、サン・ラ・アーケストラなるオーケストラという大所帯でフリージャズを展開。派手なパフォーマンスで楽しませてくれる、カリスマ的人物です。クライマックスの収集がつかない状態で淡々とメロディアスなピアノを弾く様は、「これはハーモロディック?」なんてふと思ったりしてしまいました。

 

山下洋輔(ピアノ)

今でもパワフルな方ですが、70年代の演奏は、かなり過激です。パワーとスピード。これがキーワードでしょうか。NHKなどでお見かけするお姿からは想像ができません。伝説の山下洋輔トリオ。日本が世界に誇る、ジャズバンドだと思います。

 


最近のジャズミュージシャンの演奏に聴きなれていると、オーソドックスなものとフリーなものの境界線がわからなくなってきます。表現の仕方が多様化しているということなんですね。本来のジャズというフォーマットが完成されつつあるのかもしれません。しかしその内、それすらもぶち壊してくれるような、ミュージシャンが現れてジャズは更なる進化を遂げる?!

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