ジャズトランペットの歴史 ジャズトランペッターといえば、サッチモことルイ・アームストロングを最初に紹介しないわけにはいきません。独特の歌声で世界中にファンをもつサッチモのトランペットは、正直、古臭さを感じられるかもしれません。しかしその留まるところをしらない歌心は、現在でも変わることのない魅力だと思います。 そしてジャズ界は40年代以降ビバップ~ハードバップというモダンジャズの時代を迎えます。トランペッターで言えばディジー・ガレスピーの登場で、その幕を開けます。ガレスピーは、これまでにないテクニックで、50年代以降活躍するクリフォード・ブラウン、マイルス・デイビス、リー・モーガン等多くのトランペッターに影響をあたえました。 そして現代。ウィントン・マルサリスの伝統継承派にみな足並みを揃えたかと思えば、ロイ・ハーグローブみたいに元気なトランペッターもいてワクワクしてきます。次はその中でも、これからの日本のジャズシーンをひっぱっていくであろう現在注目度ナンバーワン、高瀬龍一氏のCD発売記念ライブのもようをレポートしたいと思います。 注目度ナンバーワン! レコーディングライブに引き続き、“レコ発ライブ”にもお邪魔させていただきました。今回最初に感じたのが、バンドの一体感。もともと気の合ったメンバー達で、当然まとまりはあったのですが、その一体感は以前にもまして安心して聴いていられるものでした。メンバー全員のテクニックにも裏づけされるものだと思います。
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