電池駆動も可能な3電源方式
このように、パソコンと接続しても、単体で使うことも可能なSD-50ですが、用途によって、使いたい電源環境も変わってくるでしょう。そこでSD-50はさまざまな用途でうまく使い分けられるよう、3つの電源方式が採用されています。まずは本体のみで動かす場合に便利な電池駆動。本体底面に電池ボックスがあり、単3電池×6本で駆動してくれます。また、パソコンとUSBで接続して使う場合には、このUSBから電源供給することも可能です。こうすることで配線をスッキリとさせることもできるでしょう。
そして、ACアダプタも同梱されているので、これを用いた電源供給もできるようになっているのです。SD-50はMIDI音源ですから、単純にMIDIキーボードとMIDIケーブルで接続するだけでも音源として活用できます。そんな場合はACアダプタを利用するというのもよさそうです。
パッケージにはDAW、MUSIC CREATOR 5を同梱
Mobile Stdio Canvasに同梱されるSONARベースの強力なDAW、「MUSIC CREATOR 5」 |
これまた初お目見えのソフト、MUSIC CREATOR 5というものがバンドルされるのです。現時点、RolandからはMUSIC CREATOR 5というソフト単体でのアナウンスはありませんが、現行商品としてMUSIC CREATOR 4というものが実売価格7,000円程度で販売されているので、その後継と思われるソフトがバンドルされるわけです。
MUSIC CREATOR 5はSONARをベースにしたエントリー用のDAW。オーディオは24bit/48kHzまでのフォーマットでのレコーディングに対応し、最大32ステレオトラックまでの録音・再生が可能となっています。またMIDIのほうは、最大で128トラックまで扱うことができるので、SD-50用としては十分過ぎるスペックとなっています。
さらに3,000種類以上のオーディオ、MIDIループ素材も同梱されているので、かなり強力なツールとして使えそうです。このMUSIC CREATOR 5に関しては、より詳しい情報が入ったところで、また改めて紹介したいと思います。