24bit/44.1kHz対応のオーディオインターフェイス機能
|
オーディオインターフェイスの入力としてギターやマイク、ラインなどを装備している |
ではStudio Canvasとしてのもうひとつの側面、オーディオインターフェイスとしての機能はどうでしょうか?
SD-50はUSB経由でWindowsマシンやMacと接続する形となっているので、USBオーディオインターフェイスの一種といえるわけですが、こちらは入力1系統、出力1系統の2IN/2OUTという仕様です。入力はハイインピーダンス入力にも対応するMIC/GUITAR INのモノラル、キャノンジャックで+48Vのファンタム電源供給が可能なマイク入力、そしてLINE INのステレオが備わっていて、切り替えで利用可能です。ただし、入出力とも扱えるのは最高24bit/44.1kHzまでとなっているので、一般のオーディオインターフェイスと比較すると、やや見劣りする面があるのは確かです。
MIDI、WAV、AIFF、MP3の再生が可能なプレイヤー機能装備
|
SD-50の左サイドにはUSBメモリを取り付けるための端子が用意されている |
SD-50がMobile Studio Canvasと名称にMobileがついている所以のひとつは、これが本体のみでも動作する機能を装備しているからです。
それがミュージック・プレイヤー機能で、各種データを再生できるようにするためにUSBメモリー接続用の端子を装備しているのです。そのため、パソコンからデータをコピーしておいたUSBメモリーをSD-50に接続すると、SD-50単体の状態で収録されているファイルを再生することができるのです。
|
SD-50単体でMIDI、WAV、AIFF、MP3のそれぞれのファイルを再生することができる |
対応しているファイルフォーマットとしてはMIDIファイル、WAV、AIFF、MP3のそれぞれ。またMIDIファイルを再生する場合は指定したパートをミュートすることができ、いわゆるマイナスワン演奏が可能。さらに、オーディオファイルを再生する場合は、センターキャンセラー機能を利用することができるので、ボーカルなど中央の音を消してカラオケ化することができるほか、キー、テンポの変更、そして可変スピード再生もできるようになっています。
|
パソコン側でプレイリストが作成できるプレイリスト・エディタ |
そのほか、パソコンのグラフィカルな画面で操作可能なプレイリスト・エディタもバンドルされているので、プレイリストを利用した再生も可能になっています。