DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

RolandがR-05やV-STUDIO 20を発表(4ページ目)

ドイツ・フランクフルトではじまった楽器の展示会、MusikMesse。これに合わせてローランドが国内でも内覧会を行い、V-STUDIOの新シリーズやリニアPCMレコーダーなど新製品の発表を行いました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

シンプルで音作りがしやすいシンセ、GAIA SH-01

GAIA SH-01
昔のアナログシンセ風にわかりやすく音が作れる、GAIA SH-01
Rolandの往年のアナログシンセ、SHシリーズというのをご存知でしょうか?

ガイドである私は個人的に高校時代SH-101という機材で遊んでいた思い出があるのですが、SH-2やもっと古いSH-1000など名機がいろいろあるシリーズです。2006年にはデジタル技術でSHを復刻させたSH-201という製品がありましたが、そのコンセプトを引き継ぐ機材、GAIA SH-01という製品が登場します。

これは、バーチャル・アナログ・シンセサイザで、OSC、FILTER、AMP、LFOとそれぞれに対応したEVから公正されるシンセサイザ。しかし、完全に独立した3系統のシンセサイザを同時に鳴らすことができるため、なかなかゴージャスなサウンドが作り出せるという音源なのです。

使ってみると、まさにアナログ感覚で、音作りもとても分かりやすくなっています。また直列5系統という強力なエフェクトを装備していたり、アルペジエータ機能を備えるとともに、電池駆動も可能という機材。これからシンセサイザの音作りを勉強したいという人にとっては非常にいい製品だと思います。価格は8万円程度になる模様です。


CD/SDレコーダーやスタイリッシュなコンパクト・シンセも

CD-2i
手軽にSDやCDに16bit/44.1kHzでのレコーディングができるCD-2i
そのほかの製品としては、従来からあったSD/CDレコーダー、CD-2eの後継モデルとなるCD-2i、いつでも、どこでも気軽に演奏を楽しめるフレンドリーなシンセサイザとして登場したLucinaといったものが発表されています。

CD-2iは16bit/44.1kHzという仕様ではあるもの、本体のみで手軽に簡単に録音ができCDが作成できるという機材。従来機と基本的な性能は変わらないものの、つまみやボタン類を総裁がしやすいように配置やサイズが変更されているとともに、R-05と同じようなリハーサル機能も装備。電池駆動も可能なので、手軽に持ち運べるというメリットも備えた製品となっています。

一方Lucinaはショルダー・ストラップが標準でバンドルされた、アクティブに弾きたい人のための分かりやすいシンセサイザー。150種類の音色から選んで使うのが基本であり、あまり音を作り込むことを目的とした製品ではありませんが、ビブラートなどに利用できるモジュレーション・バーとピッチベンド操作などを可能にするタッチ・コントローラーの2種類を装備しているため、音色変化を楽しめる構造になっています。

CD-2iは6月発売予定で実売価格が63,000円前後、Lucinaは3月27日発売で、実売価格が8万円前後です。
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