X-Y型マイク内蔵のリニアPCMレコーダー
X-Y型に配置されたコンデンサマイクが内蔵されている |
一般的なビデオカメラでは、マイク性能が貧弱であるため、あまり高音質に音を捉えることができませんんが、Q3はまさに音の部分に力点を置いた設計となっており、画質よりも音質を重視した機材といえるのです。
H2やH4nなどと同様、最高で24bit/96kHzのフォーマットでのリニアPCMレコーディングが可能で、設定によって48kHz、44.1kHzでのレコーディングや、MP3でのレコーディングも可能になっています。
ビデオ撮影時には44.1kHzまたは48kHzに制限される
録画、録音したデータはSD/SDHCカードに保存される |
実はこれも同じくMOVファイルの中に収録されることになっています。したがって、後で編集する際などにも、ビデオとオーディオの同期などについて気にせず扱うことができます。
ただし、ビデオ撮影を行う場合は96kHzでのレコーディングはできず、44.1kHzか48kHzのいずれかを選択する形になります。やはりビデオとオーディオの両方を扱うと、SD/SDHCカードへの書き込み速度など、内部的なデータ転送量が大きくなるため、96kHzの設定だと、なかなか処理しきれいのかもしれません。また、書き込み容量も非常に大きくなるため、長時間の録画ができないという問題点もあったのかもしれません。