楽器系にもさまざまなエフェクトを活用する
主に打楽器用に使っているというCubaseSX標準バンドルのReverb A |
ヒデオ:もちろん、エフェクトは活用していますよ。ただ、ボーカルとは異なるエフェクトを使いますね。同じリバーブでも、ボーカル用と打楽器用では違うものを使っています。実は、その打楽器用のリバーブ、Cubaseに標準で搭載されているSteinbergのリバーブを使っているんですよ(笑)。結構、いろいろなリバーブを試してみたのですが、このリバーブがシンプルでいいんです。なんか音が濁らないというか……。打楽器の場合は、これだけでいいという感じです。
--ほかにはどんなエフェクトを?
ヒデオ:曲によって、いろいろですよ。今回のアルバムでは使いませんでしたが、TCエレクトロニックのPowerCoreのエフェクトなどもよく使っていますよ。まあやはりボーカルと同様、各種楽器においても、リバーブは2種類をうまく組み合わせて使うようにしています。
--Power Coreはボード側で処理するので、CPU負荷がかからなくていいでしょうが、エフェクトを多様するとCPU負荷も厳しいのではないですか?
ヒデオ:いいえ、それがあんまりかからないんです。先日もお話したとおり、CPUにはIntelのE6850というCore2Duoを使っており、トラック数的には40前後あるものの、CPU負荷が50%を超えるということはまずないですね。そういう意味でも、各種エフェクトを気持ちよく使えています。