エフェクト処理でさらにボーカルに厚みを出す
 |
ボーカル用として効き具合のいいTrueVerb |
--なるほどボーカルも4つ重ねれば完成というわけではないんですね。![TINGARA]() |
TrueVerbといっしょに使っているRVerb |
ヒデオ:せっかくなのでもう少し明かしましょうか。ボーカル用にはTrueVerbというリバーブをかけています。Millenium Verbというプリセットがなかなかいい具合にできているんですよね。さらにRVerbを使うなど、2種類のリバーブを使うのもポイントなんです。
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ボーカルトラックのミキシングコンソール上での設定 |
--なるほど、リバーブを2種類使うというのは独特ですね。あれ、ミキサーの設定にDubblerというものがありますが、これは音をダブらせるツールですか?ヒデオ:そうです。もっともハッキリとかけるのではなく、本当にかけたかかけないか、わからない程度の軽い処理。実際ヘッドフォンをしないと、効果はわからないのですが、これも積み重ねていくことで、いい効果が出てくるんですよ。
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非常に弱く掛けているというDubbler |
--細かい地道な作業という感じですね。ヒデオ:他にも音に厚みを出すために、ショートディレイやダブルディレイなどもよく使っています。すべてがGold Bundleというわけではありません。数多く繰り返すことで、独特なサウンドになってくるのです。