4つ重ねたボーカルの処理方法
ボーカル用に使っているWAVESのコンプレッサ、RComp |
ヒデオ:4つのトラックもただ一緒に出すというわけではありません。1トラックごとにパンを振っているんです。またボリューム設定も行い、それらをすべてグルーピング機能でまとめて、コンプレッサをかけています。
--コンプレッサで音のバラツキを整えるというわけですか?
ヒデオ:いいえ、これで揃えるわけではないんです。揃えるという意味ではすべてフェーダーワークで行っていて、それでも補えないものをコンプで頭を整えているという感じです。だからせいぜい3dBつぶす程度ですよ。
--フェーダーはフィジカルコントローラとかを利用しているのですか?
ヒデオ:基本的にマウスを使って手で書いています。だからこそ、細かな音の調整ができるんです。
TINGARAがボーカル用に使うコンプレッサは?
4バンドのパラメトリックEQ、Renaissance EQ |
ヒデオ:え?そこまで聞くんですか(笑)?まあ、この際だから明かしましょう。これはWAVESのRCompを使っています。いろいろと試した中で、ボーカル用としていい具合いに効くのです。WAVESのGold Bundleに入っている1つなのですが、RCompに限らずGold Bundleのエフェクトはいくつか使っていますよ。
--WAVESのプラグインは、やはり使っている人が多いですね。価格的に高いのでアマチュアユーザーが手を出すのはなかなか大変ですが、実際、TINGARAではほかにどんなエフェクトを使っているのでしょうか?
ヒデオ:Renaissance EQはよく使っていますね。4バンドのパラメトリックEQですが、効き具合もいいし、使いやすいんです。