DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

2008楽器フェスティバルDTM的レポート(下)(2ページ目)

2008楽器フェスティバルのDTM観点からのレポートの後編。前編ではKORG製品を中心に紹介しましたが、後編では新製品に限らず、ちょっと面白いもの、気になるものをピックアップして紹介してみたいと思います。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

TASCAMの小さな4trレコーダー、DIGITAL POCKETSTUDIO

楽器フェスティバル
小型ながらステレオのマイクを内蔵した4トラックのポータブルレコーダー、DP-004
DAWほど本格的なものでなくていいので、もっと手軽にマルチトラックのレコーディングをしてみたい、というユーザーも少なくないでしょう。小型で手軽に持ち歩け、4トラックのレコーディングができるという機材がTEACのTASCAMブランドからリリースされました。

DP-004というこの機材は、155.0mm×33.5mm×107.0mmで、360g(電池含まず)というコンパクトなレコーダー。単3電池4本で駆動し、2トラック同時録音・4トラック同時再生が可能となっています。スペック的には16bit/44.1kHzなので、24bit/96kHzや24bit/192kHzが扱えるDAWとは異なりますが、それでもCDクォリティーを実現しているわけですから、結構キレイな音で録音できそうです。

録音メディアはSDカードで、1GBのSDカード1枚が付属。本体には小型のコンデンサマイクを2つ搭載しているので、これ単独でレコーディングすることも可能です。また、INPUT A/Bの2つの標準ジャックでの入力端子を持ち、このうちのINPUT Aはギターやベースが接続可能なハイ・インピーダンス入力も可能となっているのです。

録音した結果はWAVファイルになるので、SDカード経由でPCに渡してもいいし、USB経由でデータを渡すことも可能。したがって、DP-004でラフにレコーディングした音をPC上のDAWに渡して、より細かく編集していくといった使い方もできそうです。

DP-004は楽器フェスティバル開催に合わせての発表となっており、標準価格は24,800円。発売は11月20日の予定となっています。


【メーカーサイト】
http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=9&c2code=02&c3code=90&scode=09DP004G05
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