DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

ACIDでDTMをはじめよう!(3ページ目)

SONYブランドのDTMソフト、ACID(アシッド)をご存知ですか? このソフトはDTM経験はもちろん楽器を使ったこともなく、譜面なども読めない人でも簡単に使えるとても楽しいソフトです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ソフトシンセも標準搭載でMIDIも扱える

ACID Music Studio 7
ピアノロールによるMIDIエディタも搭載されているので、打ち込みも可能
CubaseやSONAR、LogicなどのDAWとは逆の進化ともいえますが、最初はMIDI機能を持っていなかったACIDもバージョンアップを重ねる過程で、MIDI機能も搭載されました。そして、そのMIDI機能は、エントリーソフトであるACID Music Studio 7にもそのまま搭載されています。

つまり、MIDI機能を用いれば自分で演奏情報を入力して曲を作っていく、いわゆる打ち込みもできるのです。もちろん、それをループ素材と組み合わせていってもいいし、レコーディング機能と組み合わせることもできます。

このMIDI機能も、外部にMIDI音源が必要となると、扱いが面倒になりますが、ACID Music Studio 7にはDLSソフトシンセという非常に強力なソフトシンセが標準で搭載されています。そのため、このソフトがあるだけで、打ち込んで、演奏させることまで可能なのです。

エフェクト機能もいろいろ搭載

ACID Music Studio 7
強力なエフェクト機能も標準で搭載されている
また、エフェクトをいろいろと利用できるのも大きな特徴です。

つまり、コーラス、リバーブ、ディレイ、イコライザ……などさまざまなエフェクトがソフトとして搭載されており、これを使って音作りをしていくことが可能なのです。

たとえばギターパートにディストーション、ディレイをかけるとか、レコーディングしたボーカルにコーラスとリバーブをかけるなどすることで、サウンドを加工していくことができるのです。

ACID Music Studio 7自体に搭載されているエフェクトだけでも、かなりいろいろなことができますが、広く普及しているDirectXプラグイン、VSTプラグインにも対応しているためフリーウェアなどのプラグインを追加すれば、膨大な数のエフェクトを利用できるようになりますから、さらに可能性が広がるわけです。
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