DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

ACIDでDTMをはじめよう!(2ページ目)

SONYブランドのDTMソフト、ACID(アシッド)をご存知ですか? このソフトはDTM経験はもちろん楽器を使ったこともなく、譜面なども読めない人でも簡単に使えるとても楽しいソフトです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

気軽に買えるACID Music Studio 7

ACID Music Studio 7
エントリー版ながら、ループシーケンサとして十分な機能を搭載したACID Music Studio 7
そのACIDの登場は1998年ですが、その後、どんどんバージョンアップを繰り返し、最新版はACID Pro 6 PLUS(発売元:フックアップ、標準価格50,400円)というソフトとなっています。

ところが、そのエントリー版としては、ACID Music Studio 7(発売元:フックアップ、標準価格14,490円)というものが存在しています。そう、下位バージョンなのに、こちらのほうがバージョン7と先に進んでいる不思議な状態なのですが、これがかなりいいソフトなのです。価格的には1/3以下ではあるものの、ループシーケンサの機能としてはACID Pro 6 PLUSとほとんど変わりないのです。もちろん、こまかな違いはいろいろあるものの、初心者がDTMの手始めに使っているループシーケンサとしてみれば、ほとんど差がありません。

さらに、ここには膨大なループ素材がバンドルされているので、これがあれば、即、はじめることができるのです。

レコーディング機能もいろいろ搭載

ACID Music Studio 7
ボーカルや自分で弾いたギターなどもレコーディングできる
もちろん10年の間には、さまざまな進化もしてきました。そうした進化がこのACID Music Studio 7にも搭載されているわけですが、そのひとつがレコーディング機能です。

つまり、ループ素材をいろいろと組み合わせて曲を作るだけでなく、そのできた曲に合わせて歌をうたい、それをボーカルトラックとしてレコーディングすることができるというわけです。もちろん、ボーカルに限りません。ギターのソロをレコーディングしてもいいし、ベースやピアノ、バイオリンなど、さまざまな楽器を自分で弾いて、音を重ねていってもいいわけです。

もちろん、多重録音が可能ですから、まずはメインボーカルのパートを歌い、つぎにコーラスパートを歌い……と一人で歌って、音を重ねていくことも可能です。そして、それらのパートは別々に録音されているので、後から、メインボーカルのみを差し替えるといったことだってできるのです。
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